桜を眺めながら食事を楽しむカフェのような住まい。思い浮かべたシーンを形にしたマンションリノベーション
ハコリノベ (設計・施工)
キッチン内の床を一段下げることで、キッチンカウンターとダイニングテーブルをフラットに。料理中もテーブルにいる家族やゲストと目線が合い、コミュニケーションが広がります。
DATA
間取り図
ハコリノベ 担当デザイナー：財津さん
キッチンとダイニングの床高さに違いを出す必要があり、どこからどう変えるかの検討が肝となりました。
施主様の想いが強く、細かなプラン変更を重ねて一緒に作り上げたからこそできたお住まいだと思います。
時間がたつほど好きになる。そんなお気に入りの「ハコ」をつくる
眺めのよいオープンキッチンとインナーテラス
愛犬2匹と暮らすSさん夫妻。「川沿いの桜を見ながら食事をする光景が浮かんだ」ことが決め手になり、築42年の中古マンションを手に入れました。
家の中央に位置していたキッチンとダイニングは、眺めのよい窓側に移動。キッチンの高さは約85cm、ダイニングテーブルは約70㎝と、横並びにするとカウンターに段差ができてしまうので、キッチン内の床を一段下げてフラットにしました。
オープンキッチンをL字のテーブルで囲み、広々としたダイニングキッチンに。
ロケーションを楽しみながら、ゆっくり食事ができる間取り。キッチンやインナーテラスだけでなく、奥の洗面室からも桜が見えるようにしたのだそう。
モノトーンのクールな空間に木を取り入れて
穏やかな陽ざしを取り込んだ開放的LDKは、グレーを基調としたシックなインテリアに。リビングの床はオーク材、天井はコンクリートむき出し、キッチンの壁にはデザインタイルと素材感も魅力のひとつになっています。
主役のダイニング一体のキッチンは、木のテーブルの茶とキャビネットの黒を組み合わせて凛とした印象に。インナーテラスとつながる室内窓や引き戸も、黒のアイアンと透明ガラスで造作しました。また室内窓と引き戸を支える柱には、あえて木材を使用。モノトーンのクールな素材とも相性がよく、互いを引き立てています。
アンティークのような家具やインテリア雑貨がセンスよく並べられたリビングダイニング。お気に入りに囲まれた居心地のいい暮らしを実現しました。
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換気はもちろん、淹れたてのコーヒーの受け渡しもできる室内窓。キッチン小物もデザインや色にこだわって並べています。
カウンター収納に加え、奥にはパントリーも。
訪れる人がのんびりと長居したくなるようなカフェスタイル。
今のリビングは以前のキッチン＆ダイニング。キッチンの配管スペースはソファ背面の飾り棚に大変身。
キッチンの床には掃除しやすいフロアタイルを採用。
天然木を柱に使い、スタイリッシュでさわやかな印象に。
玄関からすぐのドアを開けると、オープンキッチンがお出迎え。
オーク突板とガラス、真鍮の取っ手を組み合わせたリビングドア。
洗面室にはアイロン台と桜の見える明かりとり窓を設けました。
土間を拡張し、収納スペースを増やした玄関。
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ハコリノベ
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リノベりす編集部コメント
抜群のロケーションをとことん楽しめるリノベーションプランです。テーブルとフラットにつながる対面式キッチンやアイアンの窓がある風景は、まさに心地いいカフェですね。素材のミックス感も洗練されています。