書斎とLDKを中心にリノベーション。家族とつながる在宅ワーク仕様で豊かに暮らす
ゼロリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
「大人を自由にする住まい」がコンセプト
家のなかにリモートワークの環境を整える
以前は、45㎡の賃貸マンションに夫妻と子どもの3人で暮らしていた施主ファミリー。リモートワークが中心だった夫は、仕事に集中するためにオフィスやカフェを渡り歩いていました。
新居購入のきっかけは、ある日、偶然見たSNSでの投稿。「子どもと過ごす時間がほとんどなく、この先も一緒にいられる時間には限りがあること」に気がつき、家で仕事ができるようにしたいと思うようになったといいます。物件は、小学生の子どもが転校することなく、仕事がしやすい環境を中心に探し、築18年・75㎡のマンションを購入。
「敷地内の緑地が整備されていて、ラウンジや図書館などの付帯設備が充実していることが決め手になりました」。
大切なスペースを最優先して予算をコントロール
「家具は良いものを大切に手入れして使って、娘に家族の思い出を残してあげたいと思ったんです」と夫妻。担当のプランナーに相談しながら、上質な家具を選び、床・壁・天井の内装は、それらが引き立つようにシンプルに仕上げました。
間取りは、家族が集まるLDKと書斎をメインに再構築。寝室や浴室、トイレは既存を活かし、優先順位に合わせて予算をコントロールしています。
「リビングのソファに座っていると、娘が隣に座って学習を始めたり、書斎にいてもアトリエと隔てている本棚の隙間から描いた絵を見せてくれるんです」
時間や気持ちにゆとりが生まれたことで、食事や晩酌の機会が増え、夫妻も日々、会話を楽しんでいます。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
リモートワークに集中できる書斎は、木の本棚を使った間仕切りに加え、娘さんのアトリエとつながる間取りで、とても温かみを感じました。時を経るほど味わいが増す家具や床材は、家族の歴史になっていきますね。