18/12/26 10:00 投稿
【2018年間ランキング】最も注目されたリノベーション事例TOP10!!
リノベのトレンド
リノベーション専門情報サイト「リノベりす」では、例年、その年に一番ユーザーの支持を集めたリノベーション事例をランキング形式で紹介しています。今回は、2018年の年間ランキングTOP10の発表です。
今回のランキング上位のキーワードは、「端正とグレイッシュ」。共通して言えるのは、上質さをそなえたグレーが取り入れられていることです。今や不動の人気となった木材の質感を引き立たせ、そこに溶け込み調和するという不思議な魅力をもつ、グレー。ぜひみなさんもランキング事例と共にその魅力を感じてください。
そのほか、都市部ではメンテナンスや防犯性に重点を置いたマンションリノベーションや団地リノベーションの事例に人気が集まりました。その中で、第1位に選ばれたのは「英国ヴィンテージ×大胆な間取りにチャレンジ」という、理想のインテリアと間取りの両立を叶えた住まいでした。マンションや団地を楽しく変えた事例の数々には、これからの家づくりのアイデアがたくさん詰まっていると思います。
今回、上位のリノベーション会社・建築家さんには、受賞事例の「最も優れた点・ポイント、注目していただきたい箇所(部屋など)」についてお聞きしました。つくり手の思いや取り組みについてもぜひご注目ください。
1位:シャビーシックな家をイギリスのアクセントクロスで華やかに[by スクールバス空間設計]
2018年で一番注目された事例は、英国ヴィンテージと洗練された家具が調和するリノベーションです。19世紀のイギリス人デザイナー、ウィリアム・モリスの壁紙を、玄関やトイレに取り入れ、印象深いインテリアをつくり上げました。オーダーメイドの収納や建具は、モールディングを施してシャビーグレーに彩色。扉の雰囲気と真鍮の取っ手を合わせ、統一感をもたせています。一方キッチンやサニタリーの仕上げにはモールテックスを使い、シンプルかつ機能的に。独特の風合いはヴィンテージ感のある住まいにしっくり馴染んでします。また部屋数を減らし、スッキリした間取りにも注目です。

築38年の中古マンションを、英国ヴィンテージの香り漂う住まいにフルリノベーション

スクールバス空間設計 リノベーションディレクター 辻 宏美(つじ ひろみ)さん
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
2位:アウトドアリビングを楽しむワンルームリノベ[by ゼロリノベ]
第2位は、3DKの間取りから「リビングのない」ワンルームにつくり変えた3人家族の住まい。壁やクローゼット、ドアなどの仕切りはすべて取り払い、大きなワンルームの中にダイニングキッチンと寝室を割り振っています。48平米とコンパクトな住まいですが、3方向に視線が抜け、広々と感じられるようになりました。仕切りのない寝室はベッドを置かず、床下収納やロフトを設け、立体的な子ども部屋としても使っています。また室内のリビング代わりに、ルーフバルコニーをアウトドアリビングとして活用。心地よいソファを並べ、リゾート気分を味わっています。

48平米でも家族3人がのびのび過ごせるマンションリノベ

ゼロリノベ 設計担当:西村 一宏さん
「大人を自由にする住まい」がコンセプト
3位:ヴィンテージの北欧家具でつむぎだす心地よい空間[by デザインライフ設計室]
北欧ヴィンテージ家具が似合う空間を、リノベーションによって叶えた事例が第3位です。庭のある平屋のような、築33年の団地リノベ。屋外のグリーンや木の温かみなど自然を感じつつ、北欧デザインを組み込んでスタイリッシュに仕上げています。間取りのテーマは「くつろぐ場所・活動する場所・眠る場所」を分けること。縁側に面したリビングダイニングは、仕切りを撤去してゆったりとくつろぐ場所に。活動する場所としてのキッチンは、動線を整理して収納も増やしました。寝室と客間は廊下を挟み、静かでシンプルな眠る場所に。

株式会社デザインライフ設計室 建築家 青木律典さん
和の要素を取り込んだモダンで静謐なリノベーション
4位

グレー×白の大人モダン、とことん自分好みのマンションリノベーション
二人の好きなものを集めてシンプルモダンな住まいに。グレーのソファや白いテーブルに合わせ、リビング収納・アクセント壁を造作し、北欧テイストをほどよく取り入れました。LDKの主役は、デザイン性の高いフルフラットのオープンキッチン。水晶を練り込んだワークトップやミーレの食洗機など使い勝手も抜群です。お掃除ロボットが使えるよう、床をフラットにする工夫も。
5位

株式会社駿河屋
木の温かみあふれるアイランドキッチンで、風通しのよい暮らしを手に入れたリノベーション。可能な限り壁を取り払い、家の中心にキッチンを配置。水まわり以外に扉は設けず、和室やウォークインクローゼットなども含め、家全体をぐるっと回遊できるようにしました。いつも家族の気配を感じられる安心感に加え、杉・珪藻土・イグサと、日本の自然素材の心地よさを味わえる住まいです。
6位

株式会社 錬(れん)
アメリカのミッドセンチュリースタイルをめざしたマンションリノベーション。風合いのある木やタイルに、軽快な曲線デザインを組み合わせ、ちょっと懐かしさを感じる空間に。差し色としてブラックカラーのアイテムを使い、モダンさも演出しています。また機能性を重視しつつ、憧れのスタイルとの相性を考え床材をセレクト。部屋ごとに違った表情を楽しめるようにしています。
7位

ハコリノベ(SUN REFORM)
経年変化の味わいがあるコンクリートや足場板を、北欧スタイルとミックスした住まい。コンクリートの梁はグレーを生かし、壁や天井は白く塗装。ラフな素材感とデザイン性の高いスカンジナビアインテリアが、見事にマッチしています。躯体だけを残して間取りをつくり変えるスケルトンリノベーションを選んだので、広々としたLDKやオープンな寝室が実現しました。
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リノベりす編集部コメント
2018年の人気ランキング、いかかでしたでしょうか? どの事例もテーマがあり、好きなデザインと心地よい暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきますよね。中古マンションには、デメリットとまではいかなくても、気になるところがあるかもしれません。でも、それらをクリアしたり、逆に活かしたりすることで、自分たちの暮らしに合った住まいに生まれ変わる。それがリノベーションの醍醐味だと思います。「リノベりす」では、家をバージョンアップしたリノベーション事例を、来年もたっぷりご紹介していきます。あなたのリノベーションのきっかけやヒントにしてくださいね。