22/09/12 10:00 投稿

1位は「LDKから寝室・洗面室まで、部屋をつくらない」｜リノベーションランキング（2022年8月）

リノベのトレンド

ランキング

2022年8月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。今月は、部屋という概念を捨てて空間に連続性をもたせたリノベーションが1位にランクイン。室内窓やウォークスルークローゼット、ワンルームなど開放感あふれるプランにも注目が集まりました。

1位：空間が連続する、オリジナルな間取りを住みこなす　[ゼロリノベ]

第1位は、「部屋をつくらない」をテーマにしたマンションリノベーション。
一般的な2LDKの間取りから壁や扉をすっかり取り払い、LDKや寝室そしてバスルームまでが連続する、ただのワンルームとも違うユニークな住まいに生まれ変わっています。

明るいバルコニー側のスペースの半分は、アイランドキッチンを有するダイニング。もう半分はバスルームと洗面室で、ガラス扉を通して光に包まれる極上のリラックス空間に。
一方リビングは、窓から距離がある家の中心に配置。3方向を壁で囲まれて昼間でもほの暗く、こもり感満点。プロジェクターを取り付けてシアタールームとして活用しています。

「部屋をつくらない」ユニークな間取りで暮らしを楽しむ、個性派リノベーション

ゼロリノベ

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ゼロリノベ髙橋さん

部屋をつくらず、ひと続きの空間をつくることを意識しました。
リビングを自然光の入らない真ん中に配置することでシアタールームを再現し、またサニタリーをバルコニー側に設けることで、自然光が差し込み、ガラス扉を通して景色を楽しめるバスタイムを叶えました。
海外生活のご経験があるお施主様の感性を尊重しながら、居心地の良さとどこか懐かしさを感じられるようなゆとりのある設計を心がけました。

2位：家族が増える将来を見据えた、住み替えリノベーション　[インテリックス空間設計]

2つの個室をウォークスルークローゼットで行き来できる、オープンな間取りをつくったリノベーションが第2位。
リノベのきっかけは、高齢の両親といつか一緒に住むことを前提に、住み替えを考えたことでした。

家族がくつろぐLDKはキッチンをII列型にして、さらに広くて明るい空間に。独立性の高かった個室には室内窓を設け、リビングにいる人とコミュニケーションを取りやすくしています。
個室と個室をほどよくつないでいるのが、スペースをたっぷり確保したウォークスルークローゼット。LDKや廊下からも直接入れるので、生活動線もスムーズです。

両親との同居を想定したリノベプラン。ウォークスルークローゼットで程よいつながりと独立性をつくる

インテリックス空間設計

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3位：眺望と開放感を存分に味わう、スタイリッシュな住まい　[CLOCK(クロック) ]

第3位は、東西2面開口の細長いマンションを、広がりのある明るい住まいにリノベーションした事例。

目の前を大きな川が流れる、眺めのよい窓側にLDKをつくり、キッチンは視界をさえぎるものがないオープンタイプに。外窓のない寝室は、リビングとの間の壁に大きな室内窓を設置し、キッチン側の出入口にガラス扉を使うことで、部屋の隅々にまで自然光が行き渡るようになりました。
家じゅうをめぐるようになった光を受け止めているのが、ライトグレーに塗装したコンクリートの躯体。むき出しの配管やアイアンなどラフな素材もあいまって洗練された印象です。

室内窓とガラスの建具で、細長いマンションも奥まで明るく。リバーサイドのマンションリノベ

CLOCK(クロック)

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4位：華やかなモールディングがつくる海外風インテリア　[KULABO(クラボ) ]

モールディングが施された天井や開口部で、パリのアパルトマンのような家を実現したリノベーション。
リビングの中心には、モールディングと日本伝統工芸の組子をミックスした、気品の漂うテレビボードを造作しています。キッチンやワークスペースも素材やクロスを選び抜き、海外風のテイストに。省スペースながら憧れのインテリアを叶えた、こだわりの空間になりました。

間取りは3LDKからワンルームに変更。テレビボードに仕込んだプロジェクタースクリーンや手芸がしやすいL型カウンターなど、充実した時間を過ごせるアイデアが随所に散りばめられています。