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どっちがいいの?「マンションリノベ 究極の選択」vol.2

リノベーション・ゼミナール

「リノベーション・ゼミナール」の「どっちがいいの?「マンションリノベ 究極の選択」vol.2」

マンションリノベは決断の連続!中でも究極の選択ともいうべき18のテーマについて、不動産・設計の両方に精通するEcodecoの岡野真弥さんに聞いてみました。

text:asami shimamura

マンションリノベ

システムキッチン VS オーダーキッチン

せっかくリノベをするなら、キッチンも素材や大きさ、設備にこだわってオーダーしたい、という方が多いです。最近は市販のシンプルなキッチンをベースにしつつ、好みの設備を組み込んだり、面材などをカスタムして造作キッチンに仕上げる方法も。一方でシステムキッチンの優れた点は、収納力です。上位モデルにはデザイン性が高く機能的なキッチンが多く、オーダーするより高価格な場合も。間取りを考えるうえでキッチンの大きさや形に制約があるなら、オーダーした方が空間を無駄なく活用できますよ。

ユニットバス VS 在来工法浴室

シンプルなデザインで床の防水効果も高いユニットバスを選択する方が多い一方で、バスタイムにこだわりたい方には在来工法浴室が人気。ただ、どうしても費用的に高くなります。予算調整が必要な場合には、ハーフユニットバスという選択肢も。バスタブと洗い場、壁の下部分だけがユニットバスのようにセットになっていて、壁の上部分と天井はタイル貼りにするなど自由に組み合わせられます。ユニットバスの防水性を保持しつつ、好みのデザインや素材で仕上げることができます。

無垢フローリング VS 複合フローリング

無垢材のみのフローリングに憧れている方が多いのですが、推したいのは複合フローリング。無垢フローリングは気温差に弱く、気温や湿度によって反ったり曲がったりしやすいのですが、複合フローリングならその心配はありません。しかも、表面に無垢材を使った複合フローリングなら、見た目や肌触りは無垢そのもので、その違いは言われないと分からないレベル。どちらも金額的にはあまり変わりません。理想の質感は実現しつつ、トラブルの少ない無垢単板の複合フローリングがおすすめですね。

塗装 VS クロス

リノベをする方には塗装が人気ですね。理想通りの色のニュアンスが出せますし、クロスには出せない質感があります。わざとムラ塗りにして、さらに表情豊かな壁にしてもいいでしょう。お子さまがいるご家族には、黒板やホワイトボードのように使える塗料も人気です。最近は塗装風のクロスもあるので、予算と相談しながら、LDK は塗装、個室はクロス、というように使い分けても。トイレやクローゼットなどの小さな空間に、海外のク ロスをアクセントとして使うのも楽しいですね。

タンクレストイレ VS タンクありトイレ

空間を広く見せるならタンクレストイレがおすすめ。ただ、トイレ内に手洗い器が必須なのであれば、別途手洗い器を設置しないといけないので、大きさや取り付け場所によっては逆に狭く見えてしまうことも。その点、手洗い器付きのタンクありトイレなら、トイレ本体のみで完結して両サイドはスッキリします。また、最近は廊下に洗面台を設ける方も増えています。トイレには手洗い器はつけず、廊下の洗面台を使って手洗いをするという選択肢もありですね。

カーテン VS ブラインド

窓まわりをどうするかで、空間の印象は大きく変わります。スッキリとおしゃれなイメージに仕上がるブラインドですが、掃き出し窓に設置すると開け閉めが大変というのがややネック。また、断熱性で考えるなら断然カーテン。窓は空間の広範囲を占めるので、カーテンのデザインや色でガラッと雰囲気が変わります。季節や気分によって変化を楽しめるのもカーテンのいいところ。ロールスクリーン、ファブリックシエード、ハニカムスクリーンや障子などもあるので、実現したい雰囲気に合わせて選びましょう。

造り付け家具 VS 置き家具

床から天井まである本棚や、テレビがスッキリ収まるテレビボードなどは造り付け家具だからこそ。梁をよけて空間を無駄なく活用できる点や、震災時に倒れてこないという点もいいところですね。ただ一度造り付けたらもちろん動かせません。その点、置き家具なら移動やコーディネートも自由自在に楽しめます。ですので、適材適所、といったところでしょうか。ロボット掃除機を利用するなら、造り付け家具を床から浮かせると掃除が スムーズ、という利点もあります。

引き戸 VS 開き戸

スッキリ収まる引き戸がおすすめですね。開けっ放しにしても邪魔にならないので水まわりなど、通気が気になるところに引き戸を採用することが多いです。ただ、トイレは密閉性を高めるために開き戸が主流。また、中には帰宅時に「ただいま!」と開き戸を押してリビングに入りたいという方もいて、リビング扉だけ開き戸にするという場合も。価格的には引き戸の方がやや高いですが、大差ありません。LDKに隣接する個室を引き戸にすれば、開け放ってリビングを広く見せることもできますよ。

調光あり VS 調光なし

夜のシーンをどう過ごしたいかによりますね。例えばリビングで映画を見るときに、全体を薄暗くしたいのか、一部だけ照らして他は真っ暗にしたいのか。前者ならリビング全体を一括で調光できる照明を採用するし、後者なら照明回路を分けて、つけたり消したりで明るさを調整できるようにします。また、寝室は手元や足元だけ照らせるように照明回路を分けるのがおすすめです。スイッチが枕元にあると、さらに使い勝手がいいです ね。

洗面化粧台 VS オリジナル洗面

弊社でリノベをする方のほとんどはメーカーの洗面化粧台ではなくオリジル洗面で水まわりを好みの空間に仕上げています。「オリジナルだと高そう…」と思う方もいるかもしれませんが、洗面台はコスト調整しながら理想的な空間を作りやすい場所。洗面ボウル、鏡、収納、タイルなどを好みのもので揃えつつ、暗くこもりがちな洗面脱衣所をお気に入りの空間にリノベしちゃいましょう。間取りの都合に合わせて形や大きさを調整できるのも、オリジナル洗面のよい点だと思います。

取材協力

EcoDeco 担当 岡野真弥さん

中古マンションリノベのワンストップサービスのパイオニア。全コーディネーターが不動産探しから設計まで一貫して担当できる不動産と設計のプロとして、知識と経験を併せ持つ。内見時には両方の視点からアドバイスができスピード感があると好評。

「リライフプラス vol.31」掲載

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