50代で遭遇しやすい!家計のピンチとトラブル(住宅ローン編)

リノベーション・ゼミナール

子育てがひと段落する一方で、自分たちの老後、親の介護、住宅ローンの返済などいろいろな出費を考えないといけないのが50代。そこで、50代が気をつけておきたいお金の悩みやトラブルについて、その道のプロに教えてもらいました。

※こちらの内容は、2023年6月時点の情報です

「リライフプラス 特別編集」掲載

editorial supervisor:harumi maruyama

illustration:masami kaneko 

graphic:WADE

edit:noriko sasaki

教えてくれたのは 丸山晴美さん

​ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。自身の経験をもとにした分かりやすいお金のアドバイスをテレビや雑誌、講演などを通して行っている。『お金を活かすハッピーエンディングノート』(東京新聞)など著書多数。オンラインサロン「女性のための夢を叶える!お金の教室」も人気。

CASE1 住宅ローンの残債がまだ1000万円以上で完済予定は70歳…。老後が心配です。

やはり理想は60歳で住宅ローン完済

最近では、40代で家を購入する方も珍しくなく、最長の35年で住宅ローンを組んだ場合、完済予定が70代というケースも。住宅ローンがどのくらい残っているかによりますが、60歳で定年を迎えるとして、その時点で完済しているのが理想的。60歳以降、嘱託社員などで働き続けることができたとしても、それ以前の給与よりかなり下がってしまう可能性が高いためです。

もし60歳で完済するのが困難な場合は、65歳まで働いて65歳完済を目標に。退職金で完済すれば…と思っている方がいるかもしれませんが、老後の生活のことを考えると、おすすめはできません。それよりは、50代のうちに繰り上げ返済を頑張るべき。その際には「期間短縮型」を選びましょう。基本的には「働けるうちに完済」が鉄則です。 また、もし社会人になったお子さんが同居している場合は、月3万円などと金額を決めて生活費を入れてもらうことも大事。そのぶんを繰り上げ返済に充てて、老後に住宅ローンが残らないようにしましょう。

住宅ローンの借り換えも選択肢の一つ

50代前半なら、住宅ローンの借り換えをするのも手。というのも、60歳を過ぎると、ほぼ借り換えができなくなるからです。現在借りている住宅ローンの金利にもよりますが、一度、残債と残りの期間をチェックしてみましょう。2000年ごろに10年固定で11年目以降金利が高くなる住宅ローンを組んで、そのまま見直ししていない人が実際多いもの。最近はネット銀行などでは変動金利が0.5%ほどです。もちろん、金利は金融機関や借り手の信用度によって異なりますが、下記の表に条件が当てはまる場合は、借り換えを検討してみては。


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