23/07/12 10:00 投稿
1位は「回遊性のあるワンルーム」｜リノベーションランキング（2023年6月）
リノベのトレンド
2023年6月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、回遊動線のワンルームをつくったリノベーションがランクイン。床の段差を活かした住まいやアイデア満載の60㎡プランにも注目が集まりました。
1位：心地よい室内環境を整えたワンルームの大空間 [フレッシュハウス]
第1位は、3LDKから回遊動線のワンルームに間取り変更したリノベーション。
できるだけ壁を取り払い、浴室などの水まわりを家の端に寄せ、生活空間を広いワンルームに。さらに玄関～LDK～クローゼット～フリースペースをぐるりと回れる、行き止まりのない動線もつくっています。
大空間と快適性のバランスを取るため、すべての外窓にインナーサッシを設置して断熱性をアップ。エアコンの場所を見直し、室内窓を設けることで、心地よい空気が循環するようになりました。
水まわり以外の床はヘリンボーン張りで、遮音性を高めた二重床に変更。床が上がった分、天井板を撤去して高さを確保しています。
フレッシュハウス 大宮営業所所長 廣瀬さん
完成後にはお施主様より『想像以上の空間になり大変満足ですが、中でも適材適所に配置された収納が非常に使いやすいです』と嬉しいお言葉をいただけました。
2位：避けられない床の段差を上手に活かすリノベプラン [たすかけ 吉祥寺ラボ]
配管を通すための段差を活かしたリノベーションが第2位。
「外を眺められるバスルーム」をつくるには、ダイニングなどの床を上げる必要があり、その制約をプランに上手く反映させています。
LDKは視線の高さと床の素材でゾーニング。リビング部分を一段低くしてカーペットを敷き込み、ダイニングやキッチンには無垢材フローリングを張りました。
グレイッシュなアイランドキッチンは扉や設備を一から選んだオーダーメイド。リビングを見渡せるので、家族のコミュニケーションの中心になっています。その奥にはさらに一段上がった、小上がりの和室も設けています。
3位：LDKと子ども部屋を入れ替え、暮らしやすい間取りに [湘南リフォーム]
第3位は、2つの子ども部屋とファミリークローゼットを無理なく配した60㎡の住まい。フルリノベーションで、窓のなかったLDKを明るいバルコニー側に動かし、LDKのあった場所を子ども部屋とファミリークローゼットに変更しました。
ファミリークローゼットがあるため、子ども部屋はベッドとデスクのみのミニマルな空間に。ファミリークローゼットは脱衣室からも近く、家事動線の短縮もかなえています。
13年前に購入した時にはきれいにリフォームされていましたが、住んで1年ほどでエアコンの隠蔽配管から漏水。それ以降設置していなかったエアコンも使えるようになりました。
4位：理想の家をめざしてベストな時期や方角を見極める [駿河屋]
広すぎる戸建てから、程よい広さのマンションへの住み替えリノベーション。
「ベストな方角、日当たりの良さ、ハザードパップ上で安全な地域、3階以上」などを条件に物件を探し、引っ越しの時期なども慎重に見極めてリノベーションを決めています。
間取りは3LDKから1LDKに変更。部屋数を減らし、趣味や生活用品の収納のためのスペースを広くとりました。
玄関を入ってすぐの場所が夫の趣味コーナー。色とりどりの山の道具をディスプレイ収納することで、セレクトショップさながらのカッコいい空間に。キッチン道具や衣類は扉付き収納ですっきりまとめています。
5位：回遊動線をなくして片付けやすい住まいへ [住工房]
キッチンと洗面所をつなぐ出入口を塞いで壁をつくり、収納力を高めたリノベーション。
あえて回遊動線を断ち切ることで、片付けやすい住まいに生まれ変わっています。
LDKや水まわりのレイアウトは変えず、和室を夫のワークスペースとウォークインクローゼットに変更。広がりが感じられるよう、間仕切壁を斜めに立て、大きな室内窓も設けました。
LDKの一角には「ヌック」としてオリジナルのベンチを設置。座面の硬さやテクスチャーを追求し、奥行きは斜めに広げて、子どもと一緒にゆったりくつろげるようにしました。
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