50代で遭遇しやすい!家計のピンチとトラブル(医療編・推し活編)

リノベーション・ゼミナール

子育てがひと段落する一方で、自分たちの老後、親の介護、住宅ローンの返済などいろいろな出費を考えないといけないのが50代。そこで、50代が気をつけておきたいお金の悩みやトラブルについて、その道のプロに教えてもらいました。

※こちらの内容は、2023年6月時点の情報です

「リライフプラス 特別編集」掲載

editorial supervisor:harumi maruyama

illustration:masami kaneko 

graphic:WADE

edit:noriko sasaki

教えてくれたのは 丸山晴美さん

​ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。自身の経験をもとにした分かりやすいお金のアドバイスをテレビや雑誌、講演などを通して行っている。『お金を活かすハッピーエンディングノート』(東京新聞)など著書多数。オンラインサロン「女性のための夢を叶える!お金の教室」も人気。

CASE4 50代になり、さらに衰えを感じるように…。健康面に不安が募るばかり。

健康診断を毎年受ける&医療保険の見直しを

会社勤めをしている方は会社が実施している健康診断を、それ以外の方でも自治体が実施している健康診断や歯科検診を無料か安価で受けることができるので、ぜひ利用しましょう。どんな病気であっても早期に発見して治療することが医療費を抑える近道です。

また、日本の医療費制度では7歳以上70歳未満は3割の医療費負担かつ、高額療養費制度もあるので、保険診療の範囲内の医療費はそこまで心配する必要はないでしょう。例えば、70歳以上(年収約370万~770万円)の場合、もしひと月に100万円の医療費がかかったとしても、毎月の支払い上限額は8万100円+(医療費−26万7000円)×1%なので、実際の自己負担額は8万7430円になります。

問題は自費診療の部分です。例えば、保険適用外のがん治療を受ける場合は全額自己負担に。自費でもいいからそのような最先端医療を受けることを希望するなら、それに対応する医療保険に加入しておいたほうがいいでしょう。また、医療技術は刻々と進化しています。以前加入した医療保険が希望する保障になっていないかもしれないので、保障内容を確認したり、保険自体の見直しを。家族の既往歴などでがんの心配がある人は、特約などで保障を手厚くしておくと安心です。

CASE5 妻が韓流アイドルにはまっていて楽しそうなのはいいのですが、少々使いすぎているようで困っています。

お小遣いの範囲内にするなど予算を決めることが大事

50代になって子育てがひと段落する方もいるでしょう。そのときに、心にぽっかり穴があいて、かつお金に余裕がある場合、自分へのご褒美タイムと思ってしまうケースも。もちろん、自分が熱中することにお金を使って人生を謳歌するのは悪いことではないのですが、50代は老後の資金を貯める最後のチャンスでもあります。

趣味にお金を使う場合、予算を設定することが大事。お小遣い制にしているなら、その範囲内にとどめたり、生活費に影響を与えない範囲で楽しみましょう。また、料理をしたり運動をしたりと、リアルな生活を充実させることに目を向けてみても。人生100年時代、生きがいは大事なので、その出費のバランスを長い目で考えてみましょう。


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