築100年の長屋をフルリノベ。造作家具でつくる和とヨーロッパのミックススタイル
アズ建設 (設計・施工)


天井は既存の梁や2階の床根太、下地板を現しに。壁は塗装で仕上げて和の趣を活かしました。アーチやタイル、造作家具でヨーロッパテイストをプラス。
DATA
間取り図
技術力の高さに定評、ライフスタイルに合わせたこだわりの詰まったリノベーションを提供
水まわりを整えてひとりぐらしを心地よく
豊島区に建つ、築100年以上の2階建て長屋。ここに住むのは、ひとりぐらしの施主とかわいい愛猫。所有していた親戚から譲り受け、全面的にリノベーションした物件です。
既存の間取りは小さなキッチンとトイレ、そして和室が3部屋。そこで、1階に浴室と洗面室を追加し、和室を取り払って開放的なLDK+玄関土間をつくりました。
一方2階は、ゆったりと休めるフローリングの寝室に変更。1階と2階をつなぐ階段をオープンにすることで、壁の圧迫感をなくし、より広々と感じられるようにしました。
異なるテイストを融合したオリジナル空間
インテリアは「和を活かしたヨーロッパのホテルデザイン」を希望。趣のある梁はそのまま残し、経年変化で味わいが深まる無垢の床材や造作材を取り入れ、住まい全体は和のテイストに。
そこにアーチ型の収納スペースやタイル壁をポイント使いすることで、優雅なヨーロッパの雰囲気を加えました。
和とヨーロッパ、異なるテイストを上手につなげているのが、随所に取り入れた造作家具。自分の好きなデザインでつくれることや世界でひとつだけの家具であること、また現場に合わせてつくっていくので間取りの自由度も増しています。
そのほかの画像を見る
MATERIAL
床:無垢材ヘリンボーン張り、塩ビタイル
壁:塗装、クロス
天井:躯体現し、塗装、クロス
建具:造作
家具:造作(ナラ材、ラワン材、ゴム集成材)
INSTRUMENTS
キッチン:造作
浴室:LIXIL
洗面台:造作
トイレ:TOTO
この事例のリノベーション会社情報をみる
リノベりす編集部コメント
築古の建物が、猫と快適に暮らせるおしゃれで機能的な住まいに生まれ変わっていますね。風情のある既存の梁や天井が十分に活かされ、ヨーロッパの雰囲気をもつアイテムとも調和しています。好きなサイズとデザインでつくる造作家具が、間取りにインテリアに大活躍です。