壁を傷つけないDIY家具が「賃貸住宅リノベーション」のカギ!
H2DO一級建築士事務所 (設計・施工)


木の板を使った小上がりは壁を引き出せば独立した部屋に大変身。温かみのある素材で省スペースながら快適な空間に。
DATA
間取り図
個性や価値観など目に見えないものを大事にした家づくり
DIYリノベに向いている物件探しからスタート
仕事の都合で引っ越しすることになった施主夫妻。賃貸住宅を自分たちらしいオリジナルの住まいにしたいと、H2DO一級建築士事務所の組み立て家具「イタカグDIY」を使った、DIYリノベに踏み切りました。まずDIYリノベに向いている物件探しから始め、希望のエリアで45平米のワンルームを契約。仕切りのない大空間に、在宅ワークがしやすく、複数人でも働きやすいスペースをつくることをテーマに家具をプランしました。
家の主役は、端正なフォルムが特徴のフルオーダー家具「ノビルーム」。昼間は空間をひろびろ使っていますが、箱型の「コアガリ」にセットした壁を引き出すと、ワークスペースや寝室として使える小部屋が出現します。
さまざまなシチュエーションに対応するワークスペース
ノビルームの前にはシェルフユニットを配し、自然光が感じられる窓際に広いデスク、壁面はオープンクローゼットに。デスクの上下には棚も造りつけて資料などをたっぷり収納できるようにしています。さらにノビルームの隣に半畳のボックスルームを採用。扉を閉めると個室になるため、リモート会議にも便利です。またボックスルームは、使う時間が限られている脱衣室にも設置することで、静かな環境で作業したい時に対応できるようにしました。
サイズぴったりで素材や色味を揃えた「イタカグDIY」。その統一感のある空間は、賃貸住宅であることやDIYで仕上げたことを思わず忘れてしまうほど。夫妻に合った選択で、住みやすさとデザイン性が両立した住まいになりました。
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ビフォー・アフター
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リノベりす編集部コメント
賃貸マンションなのにリノベーション!?しかもDIY家具を使っていると聞いて驚きました。「イタカグDIY」のスタンダードなものは、設計図をホームセンターに持ち込んで材料をカットしてもらえば、誰でもチャレンジできるそう。夢が広がりますね。