実家の平屋で夢を叶える!愛車を眺めながら暮らす「和モダンの家」
住工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
生まれ育ったご実家を受け継ぐことになったN様。お父様が築いた大切な家を守りながら、ご自身の夢を重ねることが、今回のリノベーションにかけた想いでした。N様の夢とは「大好きな車を眺めながら暮らすこと」。かなりの難工事を経て念願のインナーガレージを設け、ついにその夢がカタチに。既存の平屋の魅力を残しつつ、新たな住まいのこだわりが凝縮された「和モダンの家」が完成しました。
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
人と車がやさしく共存する、夢のガレージハウス
既存の平屋にインナーガレージを設けたいというのはN様たっての願いでした。しかし、実際にその希望を伝えると、かなりの難工事が予想されることを理由に数社から断られたこともあったそうです。そんな中、住工房ではN様の熱意に打たれてリノベーションを快諾。構造を強化しながら地面を掘り下げ、半地下の車庫をつくりあげるという発想で、リビングから愛車を眺められるガレージハウスを見事に実現させました。
インナーガレージは、大切な車を風雨から守れることや防犯上のリスク回避などのメリットもありますが、今回のように居住スペースと直接つながる設計の場合、荷物の出し入れや人の移動がスムーズに行えるという生活面のメリットも大いにあります。そういった実用的な利点に加えて、つねに家の中から愛車を眺められるという構造を叶えることで、視覚的にも非常に満足度の高い仕上がりとなりました。
思い出の柱とともに家を支え、新たな時を刻んでゆく
大切な思い出と寄り添いながら住み続けることができるのも、実家リノベーションならではの魅力。N様邸では、お父様が大工さんと一緒に建てていたという記憶が残る柱や、玄関の竹柱、下駄箱など、既存のものを残しつつ、生まれ変わった空間にも違和感なく溶け込むような工夫をさりげなく施しました。
生まれ育った家の面影を感じながら、必要に応じて手を加え、また新たな歴史を刻んでいくという選択。
木を継ぎ足し、新たな命が吹きこまれた思い出の柱とともに、家を支え、守っていくという思いもまた継承されていくようです。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
「歴史ある平屋」と「ガレージハウス」という、一見交わらなさそうなテイストが、「和モダン」という魅せ方によって美しく溶け込み、理想的な住まいを実現しています。日本の伝統美と現代のデザイン、そして最新の建築技術が見事に融合して叶ったリノベーションといえるでしょう。リビングから愛車を眺めながら、時おり思い出の柱を見つめながら、お父様から受け継いだこの家で、また新たな歴史を刻んでいくN様の素敵な暮らしが目に浮かびますね。