見せる隠すを使い分け！築43年のマンションを収納充実リノベーション
リノベーション東京 (設計・施工)
特別に設えたキッチンカウンター兼ダイニングテーブル。ガラスキャビネットにお気に入りのキッチン雑貨を並べて楽しみます。広くとったLDKの中央に位置し、家族が自然と集まれる場所になりました。
DATA
間取り図
築43年のマンションのスケルトンリノベーション。既存の間取りを取り払い、一からプランニングを行えるところが醍醐味です。壁で仕切ったワークスペースを造りながらも、LDKに多くの面積を割くことができました。適材適所の収納を工夫し、スッキリした暮らしを実現しています。
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
暮らしの要となる、こだわりのダイニングコーナー
もとは2つの和室と11帖のLDKだったスペースをほぼワンルームのLDKに変更。同じ面積とは思えない明るく居心地の良い空間に生まれ変わりました。当初、生活空間をどう区切っていくか迷っていたSさんでしたが、特注のカウンター兼ダイニングーテーブルを造りつけ、オープンなLDKにゆるやかな境界を設けました。このダイニングテーブルはキッチンからの動線が短く配膳や片付けに便利で、こまごましたものも収納できる優れものです。家族への目配りができ、子どもがお手伝いしやすく配置した快適なプラン。家族の時間を大事にする妻がじっくりと吟味し、生活スタイルに寄り添ったダイニングスペースとなりました。
LDKは広々とすっきりした空間に大変身。オープンな壁面ユニットは床から天井までフル活用した見せる収納です。深い色合いでコントラストを際立たせて。
機能的に仕上げた空間にアクセントウォールをさりげなく
広くなったLDKの一角に、在宅で仕事をしている夫のためのワークスペースを設けています。三方向に使えるデスクをレイアウトし、家族の気配を感じながらも、仕事に集中できる独立したスペースになりました。たくさんの本や資料が収納でき、取り出しやすいオープン棚も大活躍。鮮やか色の壁紙もやる気を盛り上げるディテールです。
一方、子ども部屋の壁紙はブルーとグリーンのアクセントウォールでさわやかにコーディネート。こちらは子どもが自身で選んだお気に入りだそう。造りつけのロフトベッドの下段にハンガーパイプを2本張り、将来洋服をたっぷり掛けられるよう配慮されています。
部屋ごとに考え抜かれた機能的な収納を確保し、暮らしの質を高めた住まいで快適に過ごすSさん一家です。
ワークスペースは四方を壁で囲まれた個室タイプ。まわりが気にならず、仕事に集中できます。
成長するにつれて変化していく使い方に、対応できる子ども部屋。洋服を収納できるロフトベッドを造作しました。
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「子どもが大きくなったら一緒にキッチンに立ちたい」という希望があり、複数人でも作業しやすいレイアウト。
清潔感のある、I型2400のキッチン。食後の団欒をゆったり楽しめるよう食洗機を設置。
子ども部屋の一面は黒板仕様のクロスを選択。小さなニッチ棚も便利。
寝室にもたっぷりと収納を。壁面すべてにクローゼットを造りつけました。扉は全てフラットにし、無駄なスペースを取らない収納設計。
廊下にもアクセントウォールを採用。ピクチャーレール付きでギャラリースペースのように自由に展示が可能。
玄関収納も床から天井まで隙間なく活用しています。
システムバスは少し広げました。サニタリーと合わせたコーディネート。
洗濯機置き場にも遊び心を忘れません。穏やかなブルーのアクセントウォールを。
ボウル一体型の洗面カウンターはお手入れラクラク。
スペースを広げ、タンクレストイレを選択。ゆったりした空間に。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：クリ無垢材
壁：クロス、モザイクタイル（キッチン）
天井：クロス
建具：Panasonic（ベリティス）
INSTRUMENTS
システムキッチン：LIXIL（リシェルSI)
システムバス：TOTO（WGシリーズ）
洗面化粧台：Panasonic（シーライン）
トイレ：TOTO（ネオレスト）
トイレ手洗器：LIXIL（キャパシア）
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リノベりす編集部コメント
間取りを一新して、暮らしが改善した心地よい住まい。水まわりの位置はほとんど変わっていないのに、住み心地が大きくアップしていますね。部屋ごとにアクセントウォールを使っていますが、子ども部屋はお子さんに選んでもらうというのも、良い思い出になったと思います。