将来は1部屋プラス！築53年でも高圧洗浄と水圧検査で安心のスケルトンリノベーション
リノベーション東京 (設計・施工)
既存の間取りをリセットしてキッチンを中心とした1LDKに。あらかじめリビングに垂れ壁を準備しており、子どもが成長したら、壁や建具を取り付けて独立した個室をつくります。
DATA
間取り図
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
キッチンを新設して3人家族にぴったりのファミリー仕様に
リノベーションを前提に、築53年の中古マンションを購入したSさん。もともとセカンドハウスとして使われていた約50㎡の物件で、キッチンなどの水まわりが整っていませんでした。
そこで行ったのが、躯体以外をすべて取り去り、新たな間取りにつくり変えるスケルトンリノベーション。マンションが古く、梁や配管など構造上の制約も多い中、3人家族にぴったりの間取りに再構成しています。
設計・施工のリノベーション東京では、築古の物件は必ず、施工前と施工後に排水管の高圧洗浄と水圧検査を行っているのだそう。Sさん邸は解体後に排水管の詰まりが分かり、急遽処置。丁寧な細かい作業のおかげで、完成後のトラブルにならずにすみました。
いずれ部屋を増やすため、リビングに垂れ壁を設置
新たな間取りは、個室は寝室のみの1LDK。子どもに個室が必要な時期には1部屋追加できるよう、前もってリビングに垂れ壁を設けました。
玄関は収納を重視しつつ、広さを感じられるスペースに。大容量のウォークインクローゼットに加え、寝室にも壁いっぱいのクローゼットを造りつけました。
アクセントカラーに用いたのは、リビングドアのブルーグレーオーク。また、将来の子ども部屋のクローゼットやトイレ、ウォークインクローゼットなど、あまり見えない場所にアクセントクロスを用いて、遊び心を加えました。
リビングの垂れ壁に壁や建具を取り付ければ、独立した個室に。今の寝室を子ども部屋にする予定です。
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撤去できない梁や柱もありながら、できるだけ天井を高くしました。
キッチンはクリナップのラクエラ。梁対応のレンジフードを採用。
背面は機能的なカウンター収納＋吊り戸棚。
家族みんなで料理をする時にも十分な広さです。
リビングから手元が見えないように腰壁をプラス。
リビングドアはブルーグレーオーク。シンプルな空間のアクセントです。
子ども部屋のクローゼットにはミッキー柄を使いました。
ウォークインクローゼットの壁紙はストライプに。
狭いシャワー室から広々としたシステムバスに変更。
ボーダータイルとミッキー柄をポイントにしたトイレ空間。
玄関は土間部分を広げ、家族が毎日気持ちよく使えるように。
収納の扉を大きなミラーにすることで広がりを。
ビフォー・アフター
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リノベりす編集部コメント
子どもの成長にともない、1部屋足すことができる工夫が光りますね。デッドスペースを使い切る収納やアクセントクロスも良いと思いました。制約が多いコンパクトなマンションが、設計の工夫で快適な住まいに生まれ変わっています。