憧れていたのは、インテリアを楽しむ暮らし。2×4住宅の間取りを変えたリノベーション
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
取り払える壁と取り払えない壁を見極めて
リノベーションを前提として、壁や床全体が構造体となる2×4(ツーバイフォー)工法の中古住宅を購入したMさん。設計・施工は、知人が勤務するリノベ会社・錬(れん) に依頼することに。
2階建てのこちらの家は、実は一度リフォーム済み。しかし2×4工法の経験が乏しいリフォーム会社が手掛けたのか、耐力壁線の区画を無視した間取り変更が行われていました。そこでキッチンとダイニングは、もとの状態に戻しつつ袖壁などを作り直し、開口部を補強。一方、リビングは耐力壁ではない間仕切りを撤去して大きな空間をつくっています。間取りを変えることは難しいと言われる2×4工法ですが、構造を熟知したプロに任せることで、理想の住まいを手に入れています。
季節とともに着替える、モダンインテリア
料理が得意で、ホームパーティーを開くこともあるというMさん夫妻。料理や片付けがしやすく、ゲストが手伝うのもスムーズになるよう、キッチンは広くとりました。キッチン本体は壁に沿ってL型に。アイランドカウンターとチェアを並べ、簡単な食事や配膳に使っています。
インテリアは、黒を効果的に配し、白を基調とした柔らかい色合いを引き締めてモダンな雰囲気に。アーチ開口の壁、玄関の吹き抜け、透け感のあるランプなど、家のあちこちに抜けを演出することで、まるで海外にあるような開放感あふれる空間に仕上げました。また季節ごとにディスプレイを変えたり、DIYを駆使して庭の人工芝やフェンスをつくったりするなど、家づくりをじっくり楽しんでいます。
リノベりす編集部コメント
家のすべての空間に、住む人のセンスがあふれていますね。モノトーンと灯りとグリーンが見事に調和して、お洒落にコーディネートされています。2x4住宅のリノベーションは会社選びが大切だと思いました。