使った壁紙は13種類!フランスの家を再現した団地リノべ
Renomama(リノまま) (設計・施工)
DATA
間取り図
家づくりからずっと先の暮らしまで、住まいを自分らしく
たくさんの課題を抱えてリノベがスタート
東京都品川区にある八潮団地。リノベーション前提で物件を探していた施主夫妻は、その団地にある77㎡の物件を購入することに。設計・施工は、過去に同じ団地をリノベーションした実績のあるRenomama(リノまま) に依頼することにしました。
「広々と感じられて、くつろげるように」という希望はあれど、築36年になる団地にはそれをはばむ問題を多く抱えていました。特に「大きな梁がせまってくるようだった」と妻が言うほど圧迫感のある梁と、せっかくの広さを感じにくい天井の低さは、開放感を出すために必ず解決したいポイント。
そこで、構造上必要のない梁は取り払い、残ったものは壁に組み込んだり、棚と高さを揃えるなど、スッキリと見えるような工夫を施しました。天井高は上に伸ばせない分、床を下げることで広がりを確保。コンクリート床に直張りできるウッドワンのピノアースは、遮音性も高く子どもが動きまわっても安心です。
素材や色の組み合わせでフレンチカントリーな住まいに
かつて南フランスの田舎町に住んでいた夫は、今回のリノベーションでその時に暮らした家を再現したいという希望がありました。なるべくイメージ通りに仕上げるため、タイルや無垢材などの素材選びにはとことんこだわり、当時のインテリアやカラーコーディネートを思い出しながら、プランニングを進めていったそう。特に壁紙はブルーやイエローを中心に13色をチョイス。フレンチカントリーなあたたかみのある空間に仕上げています。
部屋の間仕切りはできるだけ引き戸を採用し、必要に応じて空間をつなげたり分けたりできるように。玄関~洗面~LDKを回遊動線にすることで、引き戸を開けておけば大きな1部屋のように使うことができます。
向きを変え、リビングダイニングを見渡せるようにしたオープンキッチンはまさに家の中心。 「料理をしながら、家族のいる部屋を見渡す時間が最高です」と夫。家族と会話をしながら料理ができるので、以前よりキッチンに立つことが増えたのだそう。フランスを思い出す新しい住まいで家族との暮らしを楽しんでいます。
MATERIAL
床:直張り無垢パイン材(ウッドワン・ピノアース/LDK、寝室、廊下)
壁:エコフリース、タイル(キッチン)
リノベりす編集部コメント
水まわりにたくさん使用されているタイルが暮らしに彩りを添えていますね。カラフルな壁紙をたくさん使用していますが、LDKはやわらかな色でまとめ、心落ち着く空間に仕上げていて、バランスよくまとまっていると思います。