22/08/10 10:00 投稿
1位は「4.6mのキッチンが暮らしの主役」|リノベーションランキング(2022年7月)
リノベのトレンド
2022年7月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、素材も空間も贅沢に使ったキッチンを壁いっぱいに配したリノベーションが第1位。入居2年めのリノベや、改修済み物件のリノベにも注目が集まりました。
1位:素材や機能を巧みに組み合わせた、キッチンが絵になる家 [古谷野工務店]
第1位は、異なる素材を組み合わせたキッチンで、室内だけでなく生活も彩るリノベーション。
約4.6mのキッチンは、調理コーナーとデスクコーナーに分かれており、必要なものを収納する引き出しや戸棚も造りつけています。天板はステンレス、壁はタイルと無機質な素材を使いつつ、扉には温かな質感のタモ材を使用。対照的な素材を組み合わせることで、個性あふれる空間をつくり上げました。
ほぼ正方形LDKは、4面の壁にそれぞれ役割をもたせるプランニング。部屋の主役となるキッチン&デスクの壁のほか、自然光を呼ぶ壁、通風採光と収納の壁、家具が映えるプレーンな壁を配しています。
古谷野工務店:古谷野さん
キッチンは複数の素材を適切なバランスで組み合わせることで空間に密度感を持たせています。キッチン本体が設備機器ではなく家具的な存在となることと、清潔感のあるディテールで設計することを心がけました。
2位:モルタル壁と北欧ヴィンテージでつむぎだす、カッコいい空間 [SHUKEN Re(シュウケンアールイー)]
子どもの誕生をきっかけにマンションを手に入れ、子育てが落ち着いてきた2年めにリノベーションした事例が第2位。
テーマは「シャープ&シック」で、北欧ヴィンテージのサイドボードやデザイナーズ照明を取り入れてカッコいい住まいに仕立てました。
日当たりのよいLDKは、あえてモルタルや板張りなど暗くなる要素を入れて明るさを調整。夜は天井に仕込んだ間接照明によって違った表情を見せ、さまざまなシーンを楽しめます。
LDKに隣接するワークスペースは、黒いアルミフレームの格子戸でクールな印象に。透明感にこだわりつつもガラスではなくアクリルを使うことで、安全性にも配慮しています。
3位:リノベ済みマンションをカスタマイズ!2人の好きを凝縮した住まいへ [たすかけ 吉祥寺ラボ ]
第3位は、リノベ済みの物件に手を加え、自分たちのライフスタイルにフィットさせたリノベーション。
友人を招くことが大好きな夫妻は、カクテルをつくるのが好きな妻と料理が得意な夫が一緒に立ってもゆとりがある、本格的なバーカウンターを備えたキッチンをつくっています。ゲストのおもてなしにぴったりのスペースだからこそ、ブラックチェリーの一枚板やDIYの棚を使って雰囲気づくりにもこだわりました。
開口部をあえて塞ぎ、その壁一面をフル活用した本棚には、2人が大切にしているたくさんの本をすっきりと収納。お気に入りのソファを置いて、こもり感のあるライブラリースペースとなっています。
4位:動きやすさも重視した、キッチンが主役のワンルーム [entrie(エントリエ)]
キッチンのリフォーム計画から始まった、終の棲家としてのフルリノベーション。
料理が大好きでシングルライフを楽しむ施主は、キッチンを使いやすくしようとリノベ会社に相談したところ、間取りも変えられると知り方向転換することに。不要な壁を取り払い、2LDKからキッチンを中心にしたワンルームに変更し、家じゅうをぐるっと回れる動線もつくりました。
トイレと洗面室を一室にしたサニタリーにはドアを取り付けず、寝室からのスムーズな動線も確保。年齢を重ねて体力が低下することも想定された、安心感のある住まいです。
5位:古民家のようなインテリアと夫妻別室のワークスペース
仕事のためのワークスペースを2ヶ所に配置したマンションリノベーション。
リモートワークが増え、今までの家では同じテーブルで仕事をしていた不便さを、リビングと寝室にデスクを分けることで解決しました。どちらのワークスペースも、壁一面に沈静作用をもつブルーのクロスを採用。広いカウンターデスクや収納力のあるオープン棚を造り付け、仕事に集中しやすい環境に整えています。
インテリアは「木をふんだんに使った古民家みたいな雰囲気」に。自分たちでまとめたプラン図をリノベ会社と共有し、イメージ通りの家を完成させています。
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