アクセントカラーが光るレトロな空間。造作建具でオリジナリティのある家にリノベーション
アズ建設 (設計・施工)
移動のための廊下はなくし、リビングと玄関ホールに変更。暮らしやすさも収納力もぐっと高まりました。
DATA
間取り図
技術力の高さに定評、ライフスタイルに合わせたこだわりの詰まったリノベーションを提供
廊下をリビングに取り込んで、広々と快適な暮らしに
デザイン系の仕事に就き、もとの自宅もセンス良くコーディネートしていた施主。今回のリノベでは、これまでのテイストを取り入れつつ、動線や間取りを工夫して家族4人が快適に過ごせるようにしました。
暮らしのメインとなるLDKは、廊下を取り込み広々とした空間に。透明ガラスの室内窓で玄関ホールとつなぐことで、さらにオープンな雰囲気になっています。
子ども部屋は玄関からリビングを通っていくプラン。当初仕上げ材を使用する予定だった天井は、解体時に広さを感じられるよう躯体現しに変更。子どもが成長したら2部屋に分割できるようにもしてあります。
また、主寝室にはウォークインクローゼット、トイレにはパイプスペースを活用した棚など、家全体の収納力をアップさせています。
リビングには集中しやすい配置のワークスペースを。正面の壁や天井は経年変化で魅力を増したコンクリートを見せています。
カラフルなアイテムを自由に取り入れる
扉や室内窓、収納棚はリノベ後の部屋に合わせて造作。色と素材をとことん追求することで、使いやすく、内装ともぴったり調和しています。LDKの床はナラ無垢材のパーケットフロア、壁は一面をグレイッシュな塗装仕上げに。天井のみコンクリートむき出しにして、経年変化の魅力を活かしました。レトロ感のある空間でアクセントになっているのは、LDKと一室空間にある洗面室の扉。鮮やかなイエローが明るく楽し気な雰囲気を演出しています。
一方、寝室はレッドの天井で華やかに。隣接するウォークインクローゼットにはトロピカルなクロスを選び、遊び心をプラスしました。
もとの収納スペースを拡張してウォークインクローゼットに変えています。天井まで無駄なく使えるよう可動棚も設置。
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キッチンは対面式のオープンタイプ。リビングから子ども部屋まで見渡せます。
ナラ材で造作した収納キャビネット。取っ手などの金物は真鍮で統一し、カッコいい雰囲気に。
室内窓を設けたことで、光が届かなかった玄関が明るくなりました。気持ちのよい風も通り抜けます。
モザイクタイルがレトロな雰囲気を醸す洗面室。オープンカウンターの洗面台もオリジナル。
メインの床はナラ材のパーケットフロア。独特の節目や色の濃淡で、世界に一つしかないデザインに仕上がりました。
飾り棚のレッドと扉のイエローが華やかな、LDKの一角。
MATERIAL
床：ナラ無垢材パーケットフロア
壁：クロス（一部塗装）
天井：躯体現し（一部クロス）
建具、室内窓：造作
INSTRUMENTS
キッチン：LIXIL
洗面：造作（ボウル・水栓金具／サンワカンパニー）
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リノベりす編集部コメント
経年変化のあるコンクリートとパーケットフローリングが響き合い、レトロな雰囲気を醸しています。その中にビビッドな色が入ることで、個性的でお洒落な空間になっていると思います。実用性のある室内窓には、造作ならではの温もりもありますね。