リノベの過程を楽しみながら、愛猫のいる暮らしをイメージした空間デザインに
entrie(エントリエ) (設計・施工)
DATA
間取り図
リフォーム会社の実績に真新しさを追求するリノベーションブランド。
猫マド、キャットウォーク用の壁を準備
時節柄、実家の両親や猫になかなか会えないことが不満だったという施主夫妻。リモートワークが増えたなど生活の変化もあったことから、マイホームを考え始めました。そこで両親や姉が暮らす団地の一室を購入し、猫と暮らすことを前提にフルリノベーションすることに。雑誌を見て問い合わせ、担当者の人柄が気に入ったentrie(エントリエ)に依頼を決めたのだそう。
希望したのは、猫マドやキャットウォークのための壁補強。住みたい家のイメージは「木の感じが好き」ということ以外はっきりしていなかったので、打ち合わせをしながら具体的にしていきました。テイストが固まってからは、室内ドアのデザインから棚板の高さに至るまで、夫妻で協力し合いながらひとつひとつ選択。大変だったものの、調べて・悩んで・決めるリノベの過程を存分に楽しめたといいます。
寝室を斜めに仕切る、ユニークなアイデア
もとは細かく仕切られていた間取りでしたが、夫妻の個室だけを確保した1LDKに。以前は和室があったバルコニー側には、リビングとダイニングをひと続きに配しました。キッチンは位置を変えず、大きなカウンターを追加することで、料理好きな2人が一緒に立てる開放感たっぷりの間取りに変更しています。
なかでも夫妻が「収納だけでなく換気や明るさといった機能面の希望も叶いました」と満足そうに語るのは、寝室~ウォークスルークローゼット~玄関の配置。寝室を斜めに仕切ることで視線が抜け、ぐるっと回れる動線もつくっています。斜めに仕切った寝室のドアは玄関から入ってすぐ見える場所。上品なヘリンボーン張りの造作ドアに透明な壁、さらに自由に行き来できる猫マドをつけて、印象深いインテリアをつくり出しています。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
寝室、ウォークスルークローゼット、玄関、さらにキッチンと機能性を重視しつつ、洗練された空間になっていますね。猫への愛があふれる工夫がたっぷりで、人も猫も快適に暮らせそうです。