夫婦2人で料理を楽しむキッチンに。既存活用のフルリノベでコストを削減！
リノベーション東京 (設計・施工)
2人で一緒に料理ができるよう、開放的な対面キッチンに変更。和室を洋室に変えてリビングとつなぎ、夫のワークスペースをつくりました。普段は広く使い、引き戸を閉めれば独立した個室になります。
DATA
間取り図
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
キッチンには作業しやすい工夫がいっぱい
リノベーションを前提に、築24年のマンションを購入したYさん夫妻。これまで一度も改修されていなかったので、設備や内装を一新することに。その一方で既存をできるだけ活用し、壊すのを最小限にしてコストを抑えました。
希望したのは、2人一緒に料理ができる広いキッチン。もともとは小さな開口のあるセミクローズドタイプだったので、上部の壁を取り払い、見通しのよい空間に変更。2人での作業を考慮し、キッチンカウンターと背面のカップボードの間隔を1100㎜としました。カップボードは上下に分かれたセパレートタイプを選び、キッチンと同様、人造大理石の天板に。リビングダイニングから見えない場所には、ストック品などを収納するオープン棚を新たにつくっています。
リビングダイニングやワークスペースまで見渡せるオープンキッチン。キッチン上部の壁を撤去したことで、ゆったりとしたLDKになっています。
2人でも1人でも作業しやすいI型キッチンと背面収納。
リビングの一部を個室にもなるワークスペースに
在宅ワークが多い夫のために、リビングの一部をワークスペースに。オンライン会議もあることから、フラットな引き戸を間仕切りに使い、生活感が見えないようにしました。
また、たくさんの蔵書を収納できる壁いっぱいの本棚を設置。並べる本のサイズや冊数に合わせたオーダーメイドで、天井までの空間を無駄なく使い切っています。
寝室の床のみ、温かく足に優しいカーペットに。落ち着いた雰囲気になるよう、天井には黒いクロスを張りました。
畳敷きからフローリングに変え、ひと続きのLDKに。仕事の時間以外は、ワークスペースの引き戸を開けて広々と。
ワークスペースには造作の本棚を。独立したスペースになるので、ひとりの作業にも集中できます。
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引き戸をスライドするだけで、オンライン会議がスムーズに行える空間に。
キッチン上部の壁がなくなり、いっそう広さを感じられます。
昼間は穏やかな自然光に包まれ、夜とはまた違う雰囲気に。
ワークスペースも、十分な採光と風通しを確保しています。
キッチンは見せる収納と隠す収納を使い分けて。
収納のカウンターは作業がしやすい人造大理石。
玄関収納も明るい扉を選び、広さを演出しました。
寝室には大容量のウォークインクローゼットを造りつけました。
暗い色の天井とカーペットで落ち着いた寝室に。
バスルームは鏡面調と石目調のグレーで統一。
収納をたっぷり設けた、脱衣室＆ランドリールーム。
洗面室は、脱衣室とは別々にして使い勝手よく。
MATERIAL
床：朝日ウッドテック・ライブナチュラル・ブラックチェリー
建具：Panasonic・ベリティス・チェリー
間仕切り建具：Panasonic・ベリティス、しっくいホワイト
玄関収納：Panasonic・コンポリア・しっくいホワイト
本棚：TiGRAN・シェルフ・ミディアムチェリー
テレビボード：TiGRAN・キャビネット・ビターウォールナット
脱衣室棚：ダイケン・エラボ
INSTRUMENTS
キッチン：トクラス・コラージア・スムースモルタル
浴室：TOTO・リモデルバス・WY-K-1418
洗面化粧台：トクラス・エポック・グロウダーク
トイレ：LIXIL・リフォレ・ホワイト
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リノベりす編集部コメント
夫妻が一緒に料理を楽しめる、広いキッチンが魅力です。2人で立っていても、視界が開けているので、気持ちよく作業ができそうですね。仕事の内容によって開けたり閉めたりできるワークスペースも、機能的かつ居心地のよいインテリアだと思います。