ブルックリンスタイルをめざしてリノベ。ブックカフェのような部屋を住みこなす
錬(れん) (設計・施工)
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
インダストリアルなデザインを効果的に
バルコニーと窓が多く、採光や通風に恵まれた約70平米のマンション。夫妻と猫が心地よく暮らせるよう、広々としたリビングダイニングのある住まいにリノベーションしました。
インテリアは、ブルックリンスタイルをイメージしたカフェスタイルに。ダイニングの壁一面にアンティーク調レンガを張り、天井は躯体現しにして高さを確保。さらにダクトレールでスポットライトやペンダントライトを設置して、ブルックリンスタイルを印象的に演出しています。少し赤みがかったシックな茶色を基調とし、家具や小物はインダストリアルなものをセレクト。照明は工業デザインの無骨さを取り入れ、部屋のテイストをまとめました。
多面性のあるオーダーメイド本棚
リビングの壁をフルに使って本棚をつくり、夫妻の蔵書をすっきりと収納。物をしまうだけではなく、マンションでどうしても目立ってしまう、梁(水平方向の構造部材)を隠す役割もあるのだそう。さらに出窓を生かしてちょっと腰かけられるコーナーを設け、カフェ風の素敵なスペースに。お気に入りのクッションや雑貨でくつろぎ感を高めています。
またリビングダイニングの横に、2人で使える書斎をレイアウト。趣味の音楽をじっくり楽しめるよう、壁で仕切り独立させています。壁には木片をランダムに圧着させたOSB合板を使用。温かみのあるラフな素材感をダークカラーの床や天井に合わせ、インダストリアルな雰囲気を醸しています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
壁:タイル(リビング)OSB合板(書斎)
リノベりす編集部コメント
ブルックリンスタイルとインダストリアルな雰囲気が見事に融合しています。くつろぎ感のある家具や照明のセレクトなので、友人たちもつい長居をしてしまいそうですよね。出窓を囲む壁いっぱいの本棚が楽しく、まるでブックカフェのようです。