生活時間帯の違いを「裏動線」で解決!夫妻がハッピーに暮らせるリノベーション
Renomama(リノまま) (設計・施工)
DATA
間取り図
家づくりからずっと先の暮らしまで、住まいを自分らしく
自分たちのライフスタイルに合わせて間取りを再構築
夫の両親が住む戸建てを2世帯住宅にして、ともに暮らすことになった施主夫妻。もともと両親が生活していた間取りから、2人のライフスタイルにぴったりの住まいへとリノベーションしました。
おもな依頼は、生活時間帯の違う夫婦が暮らしやすい「裏動線」をつくること。仕事の関係で、朝早く家を出たり帰宅時間が遅かったりする夫が、「妻をゆっくり寝かせてあげたい」と考えてリクエストしました。そこで玄関からリビングに入る動線のほか、直接洗面所に向かう動線も用意。寝室は玄関から最も遠い場所に配し、洗面所との間をウォークスルークローゼットにすることで、音が伝わりにくいようにしました。結果として浴室を中心とした回遊動線も生まれ、生活や家事の動きもスムーズになっています。バルコニー側に移動して視線が抜けるオープンなLDKに
玄関側にキッチンとリビングダイニングがある既存の間取りは、キッチンの向きを変え、バルコニー側にリビングダイニングを配置。壁で住宅を支える壁構造の建物でプランに制約があったものの、玄関からすーっと視線が抜けるオープンなLDKになりました。
LDKのカラーコーディネートは妻がこだわりをもって実現させたもの。スタイルは決めず、写真を見て集めた好きなデザインをイメージしながら形にしていきました。ベースカラーは壁のグレーで、そこにキッチンカウンターのホワイトや塗装壁のブルーグリーン、建具のワインレッドが加わり、落ち着きのあるインテリアに。床のフローリングは手持ちの家具に似合う色味で統一し、キッチンのみフロアタイルにして一室空間を印象的に分けています。
リノベりす編集部コメント
生活時間帯が違う共働き夫妻に便利な、裏動線を取り入れた住まいです。通路がクローゼットになっているのもスペースに無駄がなく、暮らしやすそうですね。濃いトーンで揃えたインテリアが上品で落ち着いた印象です。