家族みんなが楽しめる、二世帯住宅へのリノベーション
湘南リフォーム (設計・施工)
DATA
横浜に建つ邸宅。奥様のご両親との同居に向けて、二世帯住宅へのリノベーションが始まりました。ご両親との同居後は、8人となるご家族。家族みんなが暮らしやすく、楽しく、快適な空間を作るため、リノベーションはご両親の寝室と、LDKを中心に行われました。
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
家族の増員を念頭に置いたLDKプラン
リノベーションするにあたり、ご家族全員が、二世帯の暮らしを楽しめるようなプランにしました。まず、暮らしの中心となるLDKを明るく、開放感ある空間へ。
もともとキッチンとリビングダイニングの間には天井までの造作家具があり、キッチンが独立した空間になっていました。また、キッチンの隣が畳スペースになっていて、リビングのような使い方をしていたため、ダイニングまでお料理を運ぶのが大変な一面もありました。リノベーション後のキッチンは、それらを解決し、さらに2人が並んでも充分な広さの作業スペースを確保しました。
キッチンを独立させていた造作家具を撤去し、新たにカウンター収納を造作。畳スペースはフローリングに変更し、キッチンとつながったダイニングスペースへ。この変更により、LDK全体に光が入り、家族が集まったときにもゆったりと家事や団らんが楽しめるようになりました。造作したカウンターの上には、毎朝8人分のお弁当箱が並ぶそう。大人数にも適応できる十分な作業スペースが確保できたと喜ばれています。
世代の違う家族のための居室プラン
ご両親の寝室はもともと和室でしたが、ベッドを置ける洋室へと変更。パインの無垢フローリングと、珪藻土塗りの壁天井に囲まれた自然素材の空間です。ここは住宅の1階となっており、冬は足元から底冷えする寒さでしたが、無垢のフローリングによって木の温もりを感じることのできる寝室となりました。ベッドの奥には手持ちのタンスを入れることができ、季節家電や掃除機などもしまえるウォークインクローゼットが設けられています。
また、子供部屋をより使いやすくするため、はしごで上り下りしていたロフトに固定階段を設置しました。それまでのはしごでは、大きなものを持って上がることもできず、掛け降ろしも大変でお子様が使える状態ではありませんでした。階段を設置することでお子様が安心して昇り降りできるようになりました。素材もあたたかみのある木を使用し、女の子2人の子供部屋に馴染むかわいらしい仕上がりです。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
世代の違う家族全員が楽しく、笑顔で健やかに暮らせるように考えられたリノベーションです。ロフトへ上がる階段のようなわくわくするアイテムや、年齢を重ねるにつれて必要になる設備が揃っていて、これからの住まいづくりについての参考となる要素がふんだんに盛り込まれていると感じました。一戸建てに憧れていますが、こんな住まいならなおさらです。我が息子もいつかこんな家を建ててくれるといいなと思います。