65㎡で叶えた2つの子ども部屋。フルリノベでキッチンや内装も自分好みに
湘南リフォーム (設計・施工)
キッチンの壁を取り払い、オープンな対面キッチンに。もとの和室部分には新たに壁を立て、ミニマルで機能的な2つの子ども部屋を配置。室内窓や間仕切り壁の開口部によって、通風や採光を確保しています。
DATA
間取り図
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
自分たちの希望に近い事例を見つけてイメージが明確に
65㎡のマンションに男の子2人と暮らす施主夫妻。小学校2年生の長男が自分の部屋を欲しがったのをきっかけに、兄弟それぞれの個室をつくってあげたいと思い始めました。
またキッチンが暗くて使いにくいことや窓や玄関の結露とカビも気になっていたので、それらを改め直し、内装も一新しようと全面的なリノベーションを決意しました。
料理人である夫は食洗機と3口ガスコンロをリクエスト。キッチンスペースを広くとり、2人並んでの作業もスムーズになりました。LDKがひと続きになったことで、以前より広く感じられます。
使いやすくて手伝いやすい、オープンな対面キッチン
子ども部屋は、和室の押し入れ部分までを撤去し、2部屋に分割。それぞれ最小限ではあるものの、ベッド、デスク、クローゼットを配し、秘密基地のような一人になれる空間をつくり出しました。また、同性の兄弟だったこともあり、プライバシーは確保しつつ、間仕切り壁の上部を開けてエアコンを共有しています。
キッチンは憧れていた、対面式のオープンタイプに。直床構造で排水経路の確保が困難でしたが、新設したパントリーの床を上げて排水を通すことで、キッチンの床をあげることなく、リビングとフラットな状態で位置を変更することができました。
キッチンの使い勝手が向上し、子どもたちの手伝いも増えたことで、今では大切なコミュニケーションの場となっていると満足そうです。
妻はインテリアが趣味で、DIYにチャレンジすることも。今回はプロの手を借りて内装を一新しました。リビングはグレーのアクセントクロスと、カーテンレールなどの黒で空間をひきしめました。
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梁を避けて低く取り付けた吊戸棚。間接照明で、明るさと開放感をプラスしました。
パントリー内には冷蔵庫やストック品を収納。廊下側からも出入りできる回遊動線が便利です。
配管のための厚みをとった壁にはニッチを造作。インターホンやスイッチ類も収まる飾り棚に。
大幅な間取り変更はせず、和室と押入れを子ども部屋に2分割。
リビング側の子ども部屋には開閉式の室内窓を設けました。
もうひとつの子ども部屋は廊下に面したドアの上に室内窓を。
子ども部屋の間仕切り壁の上部を開放し、エアコンを共有。
寝室は二重サッシにしてエアコンの配管も新設。梁の下にはコミックサイズの棚をつくっています。床はヘリンボーン柄の塩ビタイルにして高級感と耐久性をアップ。
靴箱を明るい木目のオープン棚に変え、フローリングやタイルも一新。広がりを感じる玄関になりました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：無垢フローリング、塩ビタイル
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リノベりす編集部コメント
大きな間取り変更をせずに秘密基地のような子ども部屋を生み出しています。1人になれる空間でありつつも、家族の気配も分かるので良いですね。キッチンをオープンにし、天井高をキープできたことで、広く感じる住まいになっています。