木のトンネルがつなぐ美術館みたいな家。無理なくこだわるワンストップリノベーション
ゼロリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
「大人を自由にする住まい」がコンセプト
セミナー参加で、条件やリノベーション予算を明確に把握
結婚後しばらく賃貸住宅に暮らしていた施主夫妻。新居購入のきっかけは、「このまま家賃を払い続けても資産にならない」と思い始めたことでした。リノベーションを前提に中古物件を探したものの、条件が曖昧だったためかピンと来ないまま1年ほど経過。情報収集をするなかで、物件探しからリノベーションの設計・施工までを一貫して行ってくれる「ワンストップリノベーション」の存在を知り、ゼロリノベのセミナーに参加しました。
そのまま申し込みをしてからはスピーディーに進み、内見は3件ほど。日当たりや広さ、立地、価格など条件を明確にして見て回りましたが、おうちナビゲーターと話すうちに妻の実家との距離感も大切だと気づかされたのだそう。予算面では申し込み前に、ゼロリノベに紹介されたファイナンシャルプランナーと面談して不安を解消。都心から下町へと希望エリアを広げたことで、予算内で周辺環境の良い、条件ぴったりの今のマンションが見つかりました。
LDKと寝室、収納で構成するシンプルな間取りに
リノベーションのテーマは「常設展と企画展がある家」。プランナーと話すうちに住みたい家のイメージが湧き、このテーマに決めました。「常設は空間の仕上げに加え、玄関の棚や自作したベンチなど。棚は家具ながら建築物というか、アートの一部のように感じています」と夫。企画展はまだ手をつけていませんが、洗面室の入り口にアートを飾る予定なのだとか。
間取りは90㎡の面積を活かし、広々と開放感のあるLDK+寝室+ウォークインクローゼットに。そのほかパントリーやシューズクローゼットなど各所の収納を充実させています。隣り合っているLDKと寝室の間には、短い廊下の代わりにトンネルを造作。既存の柱とクローゼットの壁にチーク材を張り、部屋との印象をガラリと変えています。実はこのトンネルは夫妻が特に気に入っている場所。「素材が変わることで明るさも意識も自然と切り替わります。夜寝るときは全く別の空間に行くかのように感じますし、朝起きて明るいリビングに行く瞬間も好きなんです」。
リノベりす編集部コメント
木のトンネルが、インテリアのポイントになっています。LDKと寝室という、動と静の空間を切り替える役目になっていて、住まいはもちろん気持ちにもメリハリが生まれますね。アートや植物を飾る場所をあちこちにつくったデザインも魅力的です。