光のグラデーションで奥行きを感じる住まい。廊下を整理して無駄のない間取りにリノベーション
エキップ(equip) (設計・施工)


光の遠近感によって奥行きを自然に生み出す、一面採光のLDK。静けさを感じる陰影が、どこか隠れ家のような雰囲気を醸しています。
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
収納も動線もアップデートしたII型キッチン
施主夫妻がこちらのマンションを手に入れたのは10年ほど前のこと。子どもが成長し、そろそろ個室を準備しておこうと全面的なリノベーションに踏み切りました。
廊下にスペースを取られ、対面キッチンで分断されていたLDKは、それぞれの配置を見直すことで奥行きを感じる空間に大変身。廊下はトイレの位置変更でコンパクトにまとめ、さらにキッチンの位置を90度回転してリビングダイニングとひと続きにしました。
キッチンの並びに設けたパントリーは、家電や食料品がたっぷり収まるサイズを確保。玄関から土足で入れるシューズインクローゼットに直結しているので、買い物から帰ったあと食品をしまうのも便利です。
ヴィンテージ感のあるヌックでくつろぐ
広くなったリビングには、ヌックを造作。大人も子どももリラックスできるよう、インテリアに合わせてベンチのクッションをオーダーしました。
ヌックの両側の扉は子ども部屋の出入口。それぞれのクローゼットを背中合わせにして位置をずらし、ベッドが収まるスペースを確保しました。
家の中で比較的静かな場所にあり、コンクリート壁で仕切られていたウォークインクローゼットは、面積を拡張して主寝室に。やや低めのロフトを造りつけ、上部はベッド、下部は大型品やシーズンオフの物を収納スペースとして活用しています。
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リノベりす編集部コメント
廊下を少なくすることで、LDKの奥行きが深くなり、自然光の陰影を感じられる住まいになっていますね。リビングのヌックや子ども部屋、主寝室とそれぞれの場所にくらしやすい工夫が散りばめられています。