壁の制約をクリアして水まわりを大きく移動!オープンな間取りを実現したマンションリノベーション
エキップ(equip) (設計・施工)


ドアの右側がコンクリートの壁で解体不可。その中でも最大限の面積を割けるようにLDKをプランニングしています。
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
動かせないコンクリート壁をプランに活かす
施主夫妻がくらすのは渋谷区にある63㎡・SRC造のマンション。リノベーションで希望したのは、水まわりを動かしてLDKを明るく風通しのよい南側に配し、住まい全体を開放的な間取りにすることでした。
もともと浴室と洗面脱衣室の壁がコンクリートで造られていて、この動かせない壁が設計上の制約に。
浴室だった場所はトイレ、洗面脱衣室だった場所はオープンなサニタリーへと、配管を更新しつつ、イメージ通りの間取りをつくっていきました。
キッチンは南側へ大きく動かし、ひと続きの広いLDKをプラン。壁側にコンロカウンターとカップボード、リビングに対面してシンクカウンターとダイニングテーブルをオープンに設置しています。
ショップのような玄関から始まる開放的な住まい
玄関土間は広くとり、圧迫感をなくすために背の低い下足棚を選択。あえて扉を付けないことで、靴がひと目で分かるだけでなく、ショップのような空間になっています。
洗面脱衣室は、動かせない壁を逆手にとって、玄関から続く廊下と一体のサニタリーに。トイレを奥に移設し、広々とした洗面スペースを確保しました。
廊下とサニタリーは必要に応じて仕切れるよう、天井の高さいっぱいのカーテンを設置。ノイズレスな生地を選び、すっきりとした空間に仕立てています。
寝室にはオープンクローゼットと6枚折戸のクローゼットを新設。オープンクローゼットにはハンガーパイプに加え、上下に収納棚を造りつけ、収納力を高めました。
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ビフォー・アフター
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リノベりす編集部コメント
動かせない壁や目立つ梁がありつつも、それらの存在を感じさせない、明るく開放的な住まいになっていますね。水まわりの位置が大きく変わったことで、生活動線も空間の使い方もブラッシュアップされていると思います。