美しいアーチがお出迎え、北欧ブルーが彩るマンションリノベーション
フリーキスワークス (設計・施工)
DATA
間取り図
ユーモア溢れる自由な発想を家づくりに
既存を生かしながら、機能的な間取りに
結婚をきっかけに、マンションリノベーションを決意したSさん夫妻。自分たちの生活空間とともに、将来の子ども部屋や両親が遊びに来たときに泊まる部屋も、つくりたいと考えていました。そこで既存の廊下や水まわりの位置はそのまま生かし、一部仕切りを取り払い間取りを再構成。約87平米の床面積の中に、それぞれのスペースを割り振っています。
リビングに隣接していた和室は、シンプルで明るい洋室に。セミクローズド型のキッチンをオープンにして、ひと続きのLDKにしました。玄関近くの三部屋は、約5帖の子ども部屋、落ち着いた雰囲気のゲストルーム、収納たっぷりの土間に変更。廊下に面したドアはすべて引き戸に入れ替え、複数人でも行き来しやすくしました。
風合いのある木と石を楽しむ住まい
広々としたリビングで目を引くのは、爽やかなブルー。夫妻が大好きなブルーを壁や照明、ファブリックなどに使い、北欧らしい木の素材と組み合わせて温かみのある空間になっています。また住まいの顔ともいえる玄関は、夫妻の希望でアーチ開口の壁や淡い色使い、やわらかな照明などを取り入れ、広がりのあるスペースに。独特の質感と美しさをもつ石を土間に張ったことで、すっきりした中にも個性が感じられます。
引き渡しの日には施工会社と相談し、夫から妻へのサプライズを計画。「これからも新しい家でよろしく」という意味を込めて、ブリザードフラワーと手紙を贈ったのだそう。家族としての時間を重ねていく、素敵な住まいになりました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
壁:漆喰(キッチン腰壁)、クロス(各部屋アクセント)
床:石(玄関土間)
INSTRUMENTS
システムキッチン:LIXIL(レンジフード:トクラス)
リノベりす編集部コメント
リビングのブルーのアクセントウォールが魅力的ですね。寒色系のブルーは、後退色なので空間を広く見せる作用があり、より奥行きが感じられると思います。少しずつ色味の違う木を上手に組み合わせ、明るく洗練された空間になっていると思います。