自然素材に心地よく包まれる家に。空間をフル活用したリノベーション
駿河屋 (設計・施工)
DATA
創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す
断熱に配管、見えないところもしっかり対策
子育てをもっと広い家でしたいとマイホーム購入を決意したSさん。新築では思い通りの物件が見つからなかったので中古リノベに舵を切り、築40年のマンションを購入しました。リノベーションの設計・施工は、駿河屋に依頼。家族のアレルギーのため、普段から有機野菜や化学物質が少ない日用品を買っていたこともあり、自然素材を使った家づくりに共感したといいます。
マンションは、採光・通風・眺望と三拍子揃った好物件。しかし築年数が古く、カビや結露が表面化していました。そこでまず、断熱工事、二重天井、二重床を施し、給排水配管など見えない部分も交換。住まいの性能を新築同等に整えています。
天然素材で気持ちのよい空気を手に入れる
「お洒落な家」ではなく「素材のよい家」を希望していたという夫妻。メインの床には静岡県天竜産の杉無垢フローリング、和室は熊本県八代産の畳を取り入れました。壁には北海道稚内産の珪藻土を使用。実際住んでみると以前の家とは明らかに空気が違い、湿気がなく心地よいと感じたのだそう。
間取りは、3LDKから3LDK+ウォークインクローゼットに変更。家族が集うLDKは、キッチンを壁付けにしたり、収納や造作家具をミニマムにまとめたりすることで、広がりを感じる空間に。書斎をはじめ個室も充実させるなど、限られた空間を無駄なく機能的に使い切っています。
MATERIAL
床:静岡県天竜産杉(新月伐採・天然乾燥・荏胡麻ワックス仕上げ)
畳:熊本県八代産
壁:北海道稚内産珪藻土(洋室、和室)、布クロス(LDK)、ビニールクロス(廊下、WIC)
天井:布クロス、ビニールクロス(一部)
リノベりす編集部コメント
産地から製造の工程までこだわった自然素材がふんだんに使われた、空気も肌触りもとても気持ちのよさそうな家ですね。断熱工事や給排水管の交換も行われているので、安心して快適な住まいで自然素材の経年変化を楽しみながら過ごすことができますね。