新宿も青山も散歩コース。都心で手に入れた理想の生活
東京リノベ (プロデュース)
DATA
間取り図
東南角の明るい部屋は、思い切りのいいワンルーム。白い壁と杉材の床で構成されたシンプルな箱の中には、Sさん夫婦がこだわって集めた家具や小物がセンスよく配置され、パリのアパルトマンの一室のような雰囲気がある。
ここは東京の千駄ヶ谷。新宿御苑がすぐそばにあり、夏には窓の正面に神宮外苑の花火が見える。「職場には歩いても行ける距離なので、満員電車に乗らなくて済みます。夜中に新宿で映画を見て、歩いて帰ることもありますよ」(夫) 「青山までは散歩コース。四谷を抜けて、皇居のそばを通って、銀座まで歩いたりすることもあります」(妻)
新宿御苑まで2分! 豊かな緑と利便性を満喫
このマンションに住んで4年。イメージ通りの空間と都心の環境を楽しんでいる。もともとは渋谷区、新宿区あたりの賃貸物件を探していたのだが、ネットでこの中古分譲マンションを見つけてひと目で気に入り、「買っちゃおうか」と方針転換した。
建築家がデザインしたリノベーション済み物件で、壁はコンクリート、床には真っ白いPタイルを貼った約70㎡のワンルーム。借地物件とはいえ、都心のマンションがリノベーション済みで2660万円はうれしい。お仕着せのインテリアに満足できないSさんには願ってもない物件だった。
引き渡されたあと、Sさんはさらにセルフビルドを楽しんだ。ネットで杉のフローリングを割安で購入し、知人にも手伝ってもらって自分たちで張った。真っ白だった浴室と洗面所の床にはブルーのタイルを貼った。コンクリート壁を白く塗り、その上に絵を描いていた時期もあるが、「飽きてしまったので」今はまた真っ白に塗り替えている。アルミサッシの室内側も白く塗った。
シンプルなワンルームだから家具の配置換えは簡単。海外で集めたインテリア雑貨も好きなようにディスプレイできる。この部屋はSさん夫妻が好みの生活を自由自在に描いて楽しむキャンバスなのだ。(photo:takuji iigai)
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MATERIAL
床:杉フローリング
壁、天井:塗装
INSTRUMENTS
[キッチン]
コンロ:ロジェール
水栓:グローエ
[サニタリー]
シャワー:TOTO
トイレ:INAX