21/12/22 10:00 投稿
【2021 年間ランキング】最も注目されたリノベーション事例TOP10!!
リノベのトレンド
リノベーション専門サイト「リノベりす」では、例年、その年に一番ユーザー支持を集めたリノベーション事例をランキング形式で紹介しています。2021年も多くのリノベーション事例が公開された中、最も注目された事例は？「リノベりす年間ランキングTOP10」の発表です。
第1位は、「新築建売をあえてリノベーション」した住まい。住宅性能や間取りなど新築の良さを活かしつつ、無垢材、アイアンといった素材感のあるインテリアを叶えたリノベーションです。また、緑あふれる和モダンの団地リノベや土間に暮らすマンションリノベにも注目が集まりました。
暮らしを快適にする工夫がたっぷり詰まったリノベーション事例TOP10。上位3位の事例は、住まい手もしくはリノベを手がけた専門家のコメントを一緒にご紹介。細部にまでこだわり抜いた間取りやインテリアを、あなたの家づくりに役立てましょう！
1位：戸建てリノベの新しい選択！「新築建売」を買ってリノベーション［スタイル工房 ］
2021年で最も注目されたのは、新築の建売住宅を購入し、入居前にリノベーションした事例です。建売住宅に多いシンプルな内装は、無垢材やアイアン、タイルを効果的に取り入れて、素材感あふれる空間に。
1階の床にはオーク材、2階にはアッシュ材と木目や色調の違う無垢材を新たに張り、建具を一新して好きな色に塗るなど、めざすインテリアに調和させています。キッチンなどの設備はアップグレードする一方、新築ならではの使いやすい間取りや確かな構造はそのまま活用。機能性を維持しつつ、「建売っぽさ」を払拭して、自分好みの住まいに仕立てています。
「新築建売」をあえてリノベ！立地もコストもインテリアも理想どおりに
「スタイル工房」に依頼した、住まい手Yさんのコメント
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
2位：心地よさが伝わる、風と光が流れる暮らし［青木律典｜デザインライフ設計室 ］
第2位は、緑豊かな環境に建つ、築44年の団地リノベーション。建築家と施主が共有した「室内を流れる空気に淀みがなく、外部の光を受けて映し出された陰影が全体にじんわりと広がっていく風景」というイメージを見事にカタチにした住まいです。
内装にはカラマツの無垢材、漆喰、ツガ材など自然素材をたっぷり使用。窓には障子をはめ込んで自然光が柔らかく入るようにしています。団地特有の壊せない壁を上手に組み込んで、風が気持ちよく流れる間取りに。凛とした和モダンなインテリアも、住み心地のよさに貢献しています。
「青木律典｜デザインライフ設計室」青木さんのコメント
和の要素を取り込んだモダンで静謐なリノベーション
3位：オープンな土間がつくるユニークな間取りを住みこなす［ゼロリノベ ］
玄関～ワークスペース～寝室が土間でつながり、家全体をワンルームにしたリノベーションが第3位。
寝室の周りには壁をつくらず、ふんわりとしたカーテンや背板のないオープン書棚でゆるく仕切っています。リビングとの間仕切りには大きな開口をつくり、ウッドブラインドで目隠ししたり陽の光を調整したりしつつ、つながりのある空間に。将来は寝室を2つに分けて子ども部屋にすることも可能なフレキシブルなプランです。
在宅勤務のある夫と妻のワークスペースは2ヶ所に配置。場所を離すことで、お互いが気兼ねなく仕事に取り組めます。
土間から生まれる新しい生活。空間につながりのあるワンルームのような部屋へとリノベーション
「ゼロリノベ」プランナー高橋さんのコメント
「大人を自由にする住まい」がコンセプト
4位
スケルトンリノベで実現！使いやすい間取りと遊び心のある子ども部屋
NextColors Inc.(ネクストカラーズ)
子どもの成長とともに、家族と住まいが合わなくなってきたと感じて始まったリノベーション。ただ新しくするだけでなく、暮らしの質を高めることを目標に進めました。
窓が多く明るいリビングダイニングは、オープンキッチンをつなげて開放的に。和室の戸を開け放てば、さらに空間が広がります。子ども部屋は上下2段のベッドスペースを間仕切りに使い、2部屋に分割しています。
5位
東京リノベ
めざしたのは、ヨーロッパのアパルトマン。ロンドン在住時にアンティーク家具を愛用してきたことから、それらが似合う空間をオーダーしました。
床はどこか懐かしいタモ材のヘリンボーン張り。ベージュのクロスと黒く塗装した廻り縁や巾木（はばき）が響き合う、上品な空間をつくり上げています。アールに加工した大理石マルキーナとウッディなリブ材のオープンキッチンがLDKの主役です。
6位
フィールドガレージ(FIELDGARAGE)
57㎡のマンションにロフトをつくり、縦空間を有効利用したリノベーション。ロフトの上段はセミクローズドな書斎、下段は秘密基地のようなキッズスペースに。すぐ隣には丸い炬燵の床座リビングをつくりました。
暗く狭かったキッチンは、光が入る明るい位置に移動。対面式にすることで、作業しながらでも子どもの様子が見守れるようになっています。
インテリアは和の香り漂うレトロなスタイルでまとめました。
7位
SHUKEN Re(シュウケンアールイー)
食メディアの編集長がリノベーションした、撮影スタジオを兼ねた住まい。広々とした「キッチンスタジオ」は、アイランド型と壁付け型の2台のキッチンを設置し、周りに可動式のテーブルを並べました。
「きれいめインダストリアル」をコンセプトに、素材や色味を厳選。ラフな素材や無骨なデザインを取り入れながら、白い面積を多くとり黒やグレーを少なくすることで、すっきりした部屋になっています。
2021 年間ランキングとは別に、「リノベりすスタッフが本気で選んだリノベ事例2021」を公開中！リノベりすというサービスにさまざまな形で携わっているスタッフが選ぶ、最高のリノベとは？ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
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リノベりす編集部コメント
2021年の人気事例ランキング、いかがでしたか？
家に暮らしを合わせるのではなく、家族の暮らしに家をフィットさせることがリノベーションの醍醐味。中古物件だけでなく新築建売も視野に入れて検討することで、満足度が高く暮らしやすい住まいを手に入れています。周辺環境に溶け込ませる、家族構成の変化に合わせるなど、フィットさせるものは多彩だと感じました。
「リノベりす」では、さまざまなアイデアを盛り込んだリノベーション事例をご紹介しています。間取りやインテリアの参考に、来年もぜひご覧ください。