23/04/12 10:00 投稿
1位は「構造壁も使いこなすラフ＆レトロ」｜リノベーションランキング（2023年3月）
リノベのトレンド
2023年3月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月はラフさが魅力のオリジナリティあふれるリノベーションが1位に。猫とハッピーに暮らす家やコンパクトマンションの収納プランもランクインしました。
1位：ラフな雰囲気とヴィンテージ感が調和する個性派リノベ [ハコリノベ]
第1位は、ニューヨークのダウンタウンにあるフラットのようなラフさが魅力のフルリノベーション。
コンクリートの躯体現しとした壁や天井に、レトロな造作扉とリメイクした古い建具をコーディネイトして、セレクトショップさながらのクールな空間に仕立てています。
壊すことのできない構造壁があったため、間取り変更は最小限。内と外をつなぐ玄関土間をリビングまで延長し、縁側風の板敷スペースや大きな靴収納をつくることで、構造壁を見事に活用しました。南北に窓のあるLDKと寝室は引き戸で仕切り、開け放てば角部屋ならではの開放感を味わえるようになっています。
ハコリノベ リノベーションデザイナー 小野さん
建物のポテンシャルも活かしながら、インダストリアルなテイストや和の要素を掛け合わせて混ぜ込んでいくのはとても楽しかったです。
リメイクされた古い縦格子の建具やレトロな柄格子の造作建具も、空間の表情をとても豊かにしてくれて、縁側演出や飛石的な埋木、ひし形格子の組み合わせなどの少しの遊び心と、差し色で入る赤や青・黄色のポイントも活きてくる、唯一無二の個性のある住まいになったと思います。
2位：ひとつの空間を梁型に合わせてゾーニング。猫も人も楽しめる住まいに [古谷野工務店]
20年暮らしたマンションを改修し、愛猫が心地よく過ごせるアイデアも盛り込んだ事例が第2位。
ワンルームに生まれ変わったLDKは、撤去できない梁型に合わせて3つのエリアにゾーニング。キッチンをオープンにしたり収納をたっぷり設けたりして空間をすっきりまとめています。
愛猫の食事コーナーはキッチンのすぐ近くに造りつけた家具の中にセッティング。トイレは静かな目立たない場所に置き、愛猫の快適さと世話をする人の便利さを両立しています。
リビングに造作したキャットウォークは、お散歩する猫もそれを眺める人もそれぞれが楽しくなる仕掛けです。
3位：抜群の収納プランでコンパクトマンションを暮らしやすく [アズ建設]
第3位は、機能的な収納スペースをつくり、42㎡のマンションが3人家族にとって暮らしやすく生まれ変わったリノベーション。
キッチンには、大きさの異なる収納物や家電に必要なコンセントなどに考慮したキャビネットを造作。テーブル、作業台、収納と汎用性のあるつくりでスペースを有効に使っています。
リビングだった場所は2Lのペットボトルが収納できる小上がりにして床座のダイニングに。子どもでも上がりやすいようステップを備え付け、ナラ無垢材の市松模様でレトロな雰囲気に仕上げました。壁や天井は施主自ら漆喰塗りにチャレンジしています。
4位：子どもの巣立ちを想定し、気になっていたところを改修 [スタイル工房]
16年ほど家族4人で暮らし、設備や内装の老朽化が気になり始めた住まいをリノベーション。
きっかけは、故障したエアコンを撤去するには造作家具の撤去が必要と分かり、せっかくなら子どもの独立を見据えた住まいにつくり変えようと考えたことでした。
開放的なLDKや家族の書斎など使い勝手のよい間取りは既存を活用しつつ、キッチンと玄関ホールの間の壁に室内窓を設けることで、風通しの悪さを改善しています。ウォークインクローゼットは2WAYを確保し、圧迫感のあった造作家具も一新するなど、日々感じていた困りごとをひとつひとつ解消しました。
5位：仕事、収納、猫の遊び場として大活躍のカウンターキャビネット [湘南リフォーム]
リモートワークの増加、子どもの成長と、生活スタイルが大きく変わったことからリノベーションを決意。以前はダイニングテーブルで仕事をしていた妻のために、専用のワークスペースをつくりました。
リビングダイニングは和室を取り込み、2つの掃き出し窓が連続する明るく開放的な空間に。ダイニングの一角には、収納量アップと部屋を圧迫しない大きさをじっくり検討したカウンター収納を造りつけています。
カウンターの上は愛猫のために開放し、オープン棚と組み合わせてキャットウォークとしても活用。キッチンのカウンターから高さを揃えることで空間に美しく溶け込んでいます。
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