家の買い替え(住み替え)を検討中。注意するポイントは?【家にまつわるお金の話⑥】

リノベーション・ゼミナール

人生の中でいちばん高い買い物といわれる「家」。購入時はもちろん、その後の住宅ローンや修繕費など出ていくお金は尽きません。そこで、リライフプラス編集部に寄せられたお金に関する疑問について解説します!

※こちらの内容は、2023年9月時点の情報です

「リライフプラス vol.48」掲載

illustration: abesan

edit: noriko sasaki

design: machiko hirata

Teacher 丸山晴美さん

​ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。自身の経験をもとにした分かりやすいお金のアドバイスをテレビや雑誌、講演などを通して行っている。『お金を活かす ハッピーエンディングノート』(東京新聞)『シングルママの「お金に困らない」本』(徳間書店)など著書多数。

家の買い替え(住み替え)を検討中。注意するポイントは?

Answer 1

住宅ローンを完済していることがポイント

家を買い替える場合、新しい物を探しながら既存の物件を売り出して、自身が新居へ入居後に購入者へ引き渡すことになるかと思いますが、新しい物件を全額キャッシュで購入できる場合を除き、新しい物件で新たに住宅ローンを組むことになります。

もしこのとき、既存の物件の住宅ローンを完済していない場合、二重ローンとなってしまい、金融機関の審査が下りない可能性も。

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また、借りられたとしてもいずれにせよ住宅が売れるまでは2軒分のローンや固定資産税などを払わなくてはいけないので、家計にかなりの負担がかかってしまいます。上のグラフから分かるように、買い替えする年代は50代以降がメイン。老後のお金の心配もしなければならない年代なので、既存の住宅のローンは完済しておくのがベターです。

一方、買い替えではなく住み替えの場合は、

①賃貸物件を契約して引っ越してから既存の物件を売却する

②賃貸物件を契約して引っ越してから既存の物件を賃貸に出す

③新しい物件を購入して引っ越してから既存の物件を賃貸に出す、の3通り。

これも既存の住宅ローンを完済していないと、

①既存の物件が売却できるまで住宅ローンの支払いと新しい賃貸物件の家賃の二重払いの期間が発生する、

②③住宅ローンの残債がある状態で賃貸に出すと原則、住宅ローンの契約違反になり、金利の高い賃貸用住宅ローンに借り換える必要がある、という注意点が。

買い替え、住み替え、どちらの場合も既存の住宅ローンは完済しておくのがおすすめです。

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Answer 2

売り出してから実際に売れるまで3~6か月かかる

家を売却する際、実際に売却活動を始めてから売れるまで、一般的に3〜6か月かかるもの。もちろん購入希望者が現れなければこれ以上かかります。  

この期間が長くなればなるほど、既存の物件の住宅ローンが残っていると二重ローン、二重払いの時期が長くなるので、「すぐ売れるだろう」と油断せず、半年はかかると見積もっておくことが大事。

また、既存の物件の購入者が決まってから、新しい物件(購入・賃貸)を探そうと考えている場合、売買契約が締結されてから物件を引き渡すまでの期間が基本的に1~2か月、もしくは退去予定月を明示する必要があります。

この期間で新しい物件を見つけられるか…。売却と新居選びのタイミングがうまくいかず空白期間が発生すると、ウイークリーマンションなど仮住まいの費用もかさむことになってしまいます。

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