木のぬくもりに囲まれた家
DATA
間取り図
築34年のRC造マンションのリノベーションです。間取りの変更点は独立キッチンの壁を取ってLDKを一体化するというシンプルなものですが、キッチンとリビングダイニングの間に作業カウンターを設けることで双方の空間に適度な距離感を持たせています。
また、作業カウンターはお子様の目線だと完全な目隠しになるため、裏側や回遊性への好奇心を刺激します。
思い出の地にこだわりの家を
ドイツからネットを駆使して物件とリノベの依頼先を探したTさん Tさんは、大学卒業後に1人暮らしを始めて以来、大半を練馬区の平和台周辺で過ごしてきました。高校時代をこのエリアで過ごしたこともあって愛着を感じており、また友人と通いつめた絶品のラーメン店などもあるため、この地を離れがたいのだとか。
施主のご夫婦ともに建築に関わるお仕事をされているため、こだわりも強く、全ての要望を実現すると相当コストがかかることも理解されていました。そこで、どうしても実現したい内容や今やるべきことと後でできることなどを明快に整理することでとてもコストバランスに優れたリノベーションが実現できました。
洗面台やキッチンの作業カウンターにはタモの無垢集成材を用いて、キッチン廻りの壁はシックな色味ながらニュアンスのあるタイルを採用、ワンポイントでビビッドなブルーのドアを刺し色に使い温かみと落ち着きと元気さが同居する空間に仕上がりました。
洗面室も無垢材を使って暖かい雰囲気に
青い扉が丁度良いアクセントに
大きな壁面は絵を飾ったりするのにも最適
自然素材ベースのシンプルな内装に鯉のぼりも映える
施主支給のコンセントプレート
ビフォー・アフター