ご主人主導のリノベーション。細部にまでこだわったヴィンテージ風の住まい

転勤族で、数多くの賃貸住宅での暮らしを経験してきたОさん一家。物件購入を検討した結果、細部にまで自分の好みを反映できる中古×リノベーションを選択した。物件探しから建物診断、リノベ、ローンまでワンストップサービスを提供しているハコリノベに依頼することに。

見つけたのは、築32年のマンション。93㎡という広さと、実家にも近く便利な立地が気に入って購入した。リノベのテーマは「ヴィンテージテイスト」。仕事の都合で単身赴任をすることが多かったОさんは、重複する家財道具が多く、それらをまとめて収納できるスペースをつくることも課題のひとつだった。

そこでまずは、全体をスケルトン状態にして、間取りを再考することに。部屋数が細切れの4LDKだったため、洋室をひとつつぶして大容量のウォークインクローゼットを設けた。また、リビングに面した和室は小さめの書斎にしたことで、狭かったトイレや洗面室も十分な広さを確保することができた。

60～70年代風の書斎は、落ち着けるお気に入り空間

玄関ホールから廊下、水回り、キッチンまでの床はクールな印象の店舗風フロア材で統一し、リビング・ダイニングや寝室、子ども室は温かみのあるフローリング貼りにして雰囲気を分けた。

キッチンの壁の一部にはこだわりのサブウェイタイルを。キッチンから続く廊下にも同じタイルを貼って、アメリカンスイッチを取り付けた。細かい箇所にまでこだわって、自分好みのヴィンテージ感を演出している。

中でも圧巻なのは書斎。リビングと緩やかにつながるアーチ型の入り口、カーペット敷きの床に板張りの壁と、60～70年代の雰囲気が漂う。レトロでちょっと武骨で、かっこよくて落ち着ける。そんなお気に入りの空間が誕生した。

【設計・施工：ハコリノベ（サンリフォーム）】物件探し、物件診断、リノベーションをワンストップで この会社のプロフィールを見る