海外を飛び回る生活の拠点として、自然素材の住まいを選んだマンションリノベーション
駿河屋 (設計・施工)
DATA
創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す
「自然素材・木の家」をキーワードに海外から情報収集
仕事で長らく海外で暮らしている40代のSさん。東京に拠点を構えたい、と「自然素材・木の家」をキーワードにネットで情報を収集し始めました。そんな中いちばん印象に残ったのが、駿河屋のホームページ。「コーポレートカラーであるオレンジ色がふんだんに使われていて、温かみや親しみを感じました。特に駿河屋のオレンジ色の暖簾が、照明に照らされて明るくて素敵だなあと思っていたんです」。
帰国後、駿河屋を訪ねて本格的に家づくりを開始。海外の住宅ではDIYの経験もあり、家は自分たちで好きなように楽しむもの、という考えだったというSさんは、中古マンションを購入してリノベーションすることに。物件探しには時間がかかりましたが、妥協せずにじっくり探し、目の前に公園が広がる日当たりのよいマンションに出会いました。家づくりもこれからの家時間も、とことん楽しんで
Sさんは、イギリス、アフリカ、日本を移動することが前提の暮らしを長く続けてきたこともあり、ものを持ちすぎないことや、散らからないシンプルな空間にすることを心掛けていたので、住まいもすっきり片付いたホテルのような空間に。子どもの頃から憧れていた自然素材に囲まれた広々とした部屋では、時間もゆったり流れているようです。
「珪藻土の壁に照明が当たり、その陰影が美しくて見惚れてしまいます」とSさん。今回のリノベで妹と一緒に壁塗り体験もしたそうですが、「ちょっと塗っただけで大変で、すぐ職人さんにバトンタッチしてしまいました」と笑顔で振り返っていました。これから家で楽しみたいことは、ベランダでのガーデニング。すでにコンポストを設置して肥料づくりに励んでいます。MATERIAL
床:杉無垢材、八代産イグサ畳
壁:珪藻土
天井:布クロス
リノベりす編集部コメント
温かみがありながら、洗練されたシンプルな住まいです。こだわりの自然素材と緑豊かな風景が一体となって、居心地のよい空間を作っているのだと思います。本物の素材を使っているので、住むほどに味わいが深まりそうですね。