「採光・通風・動線・コミュニケーションがつながる」がリノベのポイントに|2020上半期ランキング

リノベのトレンド

2020年上半期、人気の高かったリノベーション事例TOP5を発表します!今回は、子どもがのびのび遊べるシンプルなプランが上位にランクインしました。いわゆる「子ども部屋」をつくるのではなく、普段の生活のなかで自由に過ごせる「広い空間」を中心とした住まいで、親子のコニュニケーションが取りやすいことも魅力的です。

この上半期は、家で過ごすことが多くなったことで、住まいへの考えかたに変化が現れた方も多いでしょう。家という限られた空間で、家族と過ごす時間が増え、いかにストレスを軽減し快適な暮らしを取り入れるか?を改めて考え直すなかで、いろいろな意味での「つながり」を重要視する方が増えたことが人気事例から読み取れます。

また定番になりつつある、インテリアの「素材ミックス」も引き続き好評。スタイルを決め込まず、自分の好きなものを大切にするオリジナルな世界観に注目が集まりました。

1位:子育てしやすい!オープンで多目的なワンルーム [フレッシュハウス]

2020年上半期で一番注目を集めたのは、家族が集まりやすいリビングを中心にした、築50年の戸建てリノベーション。子育てしやすい家をテーマに、和室や縁側を取り込んだワンルームのLDKをつくり、居心地のよい家族団らんの場としています。オープンなキッチンやワークスペースを配置した一方、奥には一人でこもれる和の個室も。独立した部屋でありつつアーチ開口と室内窓でつなぎ、家族の気配をほのかに伝えています。海を感じる立地に加え、無垢材や漆喰など贅沢な自然素材に包まれて、くつろぎ感たっぷりの風通しのよい住まいです。

築50年の戸建てを再生!家族団らんのリビングを叶えたリノベーション


フレッシュハウス

この事例をもっと見る

2位:生活動線の工夫が際立つ、子どもも大人も楽しい家 [ハンズデザイン一級建築士事務所]

第2位は、和室が3部屋続く間取りから、壁や柱のないオープンな大空間にリノベーションした事例です。暮らしの中心となる広いLDKは2wayプラン。来客時にも便利な玄関から直接入る動線と、家族専用のクローゼットを通り抜ける動線をLDKとつなげています。さらに廊下をなくすことで、キッチンを中心にリビングやワークスペース、子ども部屋までぐるぐる行ける回遊動線も確保。引き戸で仕切った子ども部屋は、普段は開けたままで一つの空間として使い、また穏やかな自然光が差し込む窓際に、親子が一緒に作業できるワーク&スタディスペースも設けています。

廊下を取り込み2方からつながる大空間へ。和室3部屋の間取りが大変身したマンションリノベ。


ハンズデザイン一級建築士事務所

この事例をもっと見る

3位:住みたい家のイメージを形にする、素材の魅力 [スクールバス空間設計(SCHOOL BUS) ]

生活感のない無機質な空間をめざしたリノベーションが第3位。モルタルやアイアン、サブウェイタイルなど硬質な素材と、ざっくりした足場板やペイントを組み合わせて、個性的なインテリアを醸しています。その空間に構えるのは、6mのアイランドキッチン。カウンター下の扉付きの棚に生活感の漂うものをすっきり収納し、家具や小物を最小限に抑えることで、日常的なイメージを払拭しています。物件購入に費用を掛けつつ、床や天井をDIYで仕上げるなど、賢くコストバランスをとっています。

広さもデザインもあきらめない!6mキッチンが光るリノベーション


スクールバス空間設計(SCHOOL BUS)

この事例をもっと見る

4位:動線・収納・エリアを改善した暮らしやすい間取りに [スタイル工房]

築34年の実家・RC造の5階建てが見違えるような我が家に。2つあった玄関を1か所にまとめ、階段を新たに設けることで、建物全体がひとつの住まいに大変身。3階は来客にも対応できるパブリックなLDK、4階は寝室とサニタリーのプライベートスペースとエリアをしっかり分けて、暮らしやすさをアップさせています。4DKから2LDKと部屋数を減らし、その分各部屋に収納をプラス。取り出しやすく戻しやすい場所があることで、動線もスムーズになっています。また外壁のウレタン塗装や床の遮熱塗装、内壁のガイナ仕上げなどを追加して寒さ対策も万全です。

古い、寒い、使いにくいRC造の家が、センス抜群の暮らしやすい家に


スタイル工房

この事例をもっと見る

5位:白いスクリーンで空間を自在に仕切って暮らす  [住工房 ]

生活シーンに合わせてロールスクリーンで軽やかに仕切る、リビングから子ども部屋までつながるワンルーム。子どもたちが家全体を自由に使って遊べるよう、昼間はスクリーンを上げたまま。就寝時には下げて畳スペースを寝室に切り換え、また来客があった時には見せたくないスペースをさりげなく隠すことができます。また大型の隠す収納として、衣類や日用品などを一括管理できるウォークスルークローゼットを設置。玄関に直結しているため、朝の身支度や帰宅後の動線がスムーズに進みます。

計算された動線と収納!シーン転換しやすいシンプルリノベ


住工房

この事例をもっと見る

リノベりす編集部コメント

2020年上半期の人気ランキング、いかかでしたでしょうか?今回は、子どもが羽を伸ばして自由に過ごせるワンルームプランが人気を博しました。フレキシブルなワンルームにすることで、駆け回って遊べるのはもちろん、将来の変化に対応しやすいことも人気の一因かもしれません。子どもの成長のどの段階で家をリノベーションするかで、子ども部屋の在り方は違ってきます。限られた面積の中で、どのようにプランしたら家族みんなが心地よく過ごせるのか?「リノベりす」では、子ども部屋を含むリノベーション事例や役立つアイデアをたくさんご紹介しています。ぜひご覧くださいね。

「さぁ!リノベーションで家づくり始めよう」と考えているあなたへ。
リノベりすでは、「最高のリノベーション会社を見つけよう」をコンセプトに、あなたに寄り添い、依頼先選びをお手伝いします。
「リノベ会社紹介サービス」では、さまざまなリノベ会社の強みや魅力を知る専任アドバイザーが、中立な立場から全力でサポート!あなたにとって、最高のリノベーション会社をご提案します。

リノベーション会社紹介サービス

関連するリノベーションを知る記事

人気のリノベーション事例