暮らす・働くを心地よく。カメラマン夫妻が叶えた快適SOHOリノベーション
エキップ(equip) (設計・施工)
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
LDK、寝室、ワークスペースを一室空間に
ともにカメラマンという施主夫妻。揃って家で仕事をすることも多いことから、約85㎡の中古マンションを購入し、仕事場兼住まいにフルリノベーションしました。
SOHOをイメージしたプランは、リビングダイニングやキッチン、寝室、ワークスペースを一部屋にまとめ、スタジオだけを独立させた1LDK。暮らす空間をひと続きにすることで、開放的でのびやかに感じるだけでなく、生活や家事の動線がコンパクトになっています。寝室とLDKの仕切りは透明な格子のパーティションを採用。手前には広々としたデスクを造作し、リビングに背を向けて集中しやすいワークスペースとしました。また、将来個室が必要になった時には壁が設けられるようにしています。
モールテックスの廊下もスタジオに取り込んで
スタジオは、暮らす空間を通らず、玄関から直接行ける場所に配置。カメラの被写体と距離を取れるよう、壁や扉のないオープンな空間をつくっています。
リビングとはデザインガラスの造作ドアで仕切り、オン・オフを心地よく分けました。
玄関は上がり框をなくし、スロープ仕様に。仕事に使うキャリーケースの出し入れがグンと楽になり、見た目もすっきりしています。
一部写真は施主にて撮影(c)chikushi satoko
リノベりす編集部コメント
生活する場と仕事をする場が分けられつつ、さりげなくつながっている住まいだと思いました。スタジオもワークスペースもシンプルで仕事がしやすそうです。モールテックスの土間空間は機能面とデザイン面が両立していますね。