光の明暗を楽しむ「洞窟」のような住まい。ワークスペースも充実させたマンションリノベーション
エキップ(equip) (設計・施工)
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
夫妻が使い分けられる、独立した書斎とオープンなワークスペース
CG関係の仕事をしている施主夫妻。空間が細かく仕切られた3LDKのマンションを購入し、書斎とウォークインクローゼットのみを個室としたワンルームにつくり変えました。
設計・施工はエキップ(equip)に依頼。夫妻の要望を聞いて担当デザイナーが提案したのは、「洞窟」のようなワンルームでした。
「住居の原型である洞窟のように、窓に面した明るいリビングから徐々に薄暗くなっていくようなワンルームの空間で、その時の気分で程よい明るさの居場所を見つけられるように計画」したと言います。
明るいオーク材とダークトーンのカーペットを組み合わせて
インテリアは、木目が美しいオークとダークトーンのカーペット、白い壁や天井をベースカラーに。ダイニングチェアの赤やソファの明るいグレーなどをアクセントカラーに使い、全体にメリハリをつけました。
キッチンとベッドスペースの天井には、木製ルーバーを設置。キッチンカウンターとリビングのデスクで水平ラインを強調し、黒いフレームのガラスや木製ルーバーを間仕切りに使うことで奥行きのある空間に仕立てています。ライティングは間接照明とルーバーに設けたスポットがメイン。明るい自然光が入る間取りなので、日中は照明器具の存在を感じないようプランされています。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
明るいリビングから暗い玄関まで、光の明暗が印象深い住まいです。基本はシンプルなワンルームで、天井などの内装材で変化をつけた空間には華やかさも感じました。使い分けられるワークスペースは理想的ですね。