リビングの壁一面を本棚に。キッチンの工夫でスムーズな動線も確保したマンションリノベーション
湘南リフォーム (設計・施工)
ドイツ絵本を翻訳してる妻のために、リビングに大きな本棚を設置。職人による手作りで、壁にぴたりと収まって収納量も十分。既製品を購入するよりコストを抑えられたのも、魅力のひとつです。
DATA
間取り図
その人にとっての"最高の家づくり”に真摯に向き合う
賃貸に出していたマンションをわが家流に改修
「いずれ子どもたちが独立して家族の人数が減ったら、リフォームして戻ってこよう」と、8年前に今のマンションを賃貸に出したAさんファミリー。当時は家族4人で少し手狭に感じたことから、広々とした戸建てに住むことにしました。
子どもが1人独立したタイミングでちょうど空き室になったため、夫の海外勤務からの帰国を見据えてリノベーションすることに。インターネットや雑誌で探したリノベ会社に見積りを依頼し、湘南リフォームを選びました。
「初回の顔合わせは既に空き家になっていた現場でした。担当者と話したことで、急に具体的なイメージがわき、間に合うのか、費用はどれくらいかかるのか、不安だらけだった気持ちが一気に前向きになったんです。別の3社にも現場調査をしてもらいましたが、結局最初のイメージ通り、湘南リフォームにお願いすることに。それが完成まで半年の時期でした」
愛用してきた家具に合わせ、オーク無垢材のフローリングとウォールナット色のドアや本棚に。引っ越しを機に購入したダイニングテーブルや、オーダー製作のキャビネットもウォールナットの無垢材をセレクト。
壁に囲まれていたキッチンをオープンで使いやすい配置に
間取りは今の生活スタイルに合わせた2LDKに。キッチンは壁を取り払って向きを90度変更することで、開放感＋機能性を手に入れました。
キッチンと洗面室の間は、壁ではなく扉を設置。料理や片付け、洗濯、収納などの毎日の家事がスムーズに流れるようになっています。
狭いキッチンの家事動線の確保や、角部屋の暑さ寒さをやわらげる二重サッシ、大量の本を収納できる本棚など、ポイントを抑えたリノベーションに大満足のAさん。
「ぼんやりと憧れていたことがいつの間にか本物になっていく、そんな幸せな経験でした。プロにお願いするというのはこういうことなんだな、と実感しています」
当初は「配置や向きはそのままで広くしたい」とリクエスト。しかし広くするには排水管経路が取れず、向きを変えて家事動線も改善。その提案力にプロの仕事を実感。
壁には100％自然由来のゼオライトを使用し、左官仕上げに。調湿作用があるので、四季を通じて快適です。
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キッチンの向きを変えたことで収納力がアップ。バルコニーにもアクセスしやすくなりました。
リビングと寝室の間にはウォークスルークローゼットを配置。クローゼット内はもちろん部屋全体に風が通り抜けます。
両側にハンガーパイプを取り付けてたっぷり収納。
オーダーメイドのTVボード。提携している家具職人が無垢の木をカンナ仕上げでつくりました。
こちらのキャビネットもオーダーメイド。ウォールナットの無垢材から丁寧につくり上げています。
床暖房をやめて無垢フローリングに。足元の温かさと質感の良さを感じられる空間になりました。
海外製のようなタイルが印象的な洗面台。見切りにあえて木を使い、温かみをプラス。
塗り壁、白い扉、淡色のタイルで、明るいイメージに生まれ変わった玄関。
北欧風のアクセントクロスと消臭効果のある塗り壁で清潔感のあるトイレ空間に。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：オーク無垢材
玄関土間：タイル
キッチン、洗面立ち上がり壁：タイル
壁：ゼオライト左官
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リノベりす編集部コメント
壁一面に隙間なく設置された本棚が圧巻ですね。飾りながら、いつでも読める状態にするのは、本好きならではのリクエストだと思いました。キッチン～洗面やウォークスルークローゼットなど動線の工夫も光ります。