一般的な概念を取り払った、素朴でタフな空間。R506@駒場
東京リノベ (プロデュース)
DATA
間取り図
この部屋には、通常の部屋にはごく当たり前にあるはずの扉が見当たらない。あるのは、3枚の大きな半透明の“壁”だけである。
スケルトン状態から、寝室、浴室とリビングを左右に振り分け、新たな壁を設けると同時に、2カ所に分断、幅2メートルの開口を設定。そこに半透明の大型扉式に「動く壁」を新たに設置した。
本当に生活に必要な要素を吟味し、変わりになるものを探す
クライアントの要望は、仕事と生活をする場所。人を招き、食事をして、ミーティングをして、お酒を飲み、寝る場所を作らなければならなかった。
コストを合理的に下げていく方法として、最初に考えるべきことは、本当に生活に必要な要素を吟味し、変わりになるものを探すことだった。
手でふれるところや水回りはしっかり作りこんだが、コストの話もあり大胆にラフなつくりを選択した。(Photo:太田拓実)
【プロデュース:東京リノベ】東京のまんなか、リノベに暮らす この会社のプロフィールページを見る