使いやすいところはそのまま活用!ヴィンテージマンションの大人リノベ
東京リノベ (プロデュース)
DATA
東京のまんなか、リノベに暮らす
大切に住み継いできた空気感を、暮らしになじませて
賃貸マンションに暮らしながら、マイホームの物件探しをしていたFさん夫妻。半年ほど経った頃、こちらのヴィンテージマンションに出合い一目ぼれしたのだそう。希望より広く予算オーバーでしたが、光の入り方や既存の内装が気に入り、購入を決めました。
70年代に分譲された部屋は、前オーナーが世代を超えて住み継ぎ、10数年前にフルリノベーションしたという素敵な佇まい。その雰囲気を残しつつ、経年劣化していたフローリングは無垢のオーク材に交換し、ルーフバルコニーにはウッドパネルを敷き詰めました。特注のキッチンや建具など状態のよいものはそのまま使い、間取りも現状を生かしながら部分的に少し手を加えています。
丁寧に選んだ家具たちが似合う、居心地のよいリビング
夫妻はそれぞれ雑誌編集の仕事をしており、インテリア企画で魅力的な部屋を見る機会も多いのだそう。取材を通して磨かれた審美眼を生かして、以前から家具や雑貨を少しずつ集め、リノベーションにも二人のセンスを反映させました。
暮らしの中心となるリビングダイニングは、深みのあるブラウンを基調に、カーテンやラグで様々な色をプラス。また背の低い家具を配置することで圧迫感をなくし、明るい自然光を部屋じゅうに巡らせています。そんなリビングは居心地がよく、家に居る時間が増えたというFさん夫妻。これまで休日は、外出することが多かったのですが、今は断然おうち派だとか。とはいえ、2人の趣味は旅行なので、旅先で部屋に合うものを探そうと、今から楽しみにしています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:オーク無垢材(LD、廊下)、カーペット(寝室)
壁:塗装(リビング)
INSTRUMENTS
キッチン:既存
浴室:既存(浴槽、床タイル交換)
洗面台:既存
リノベりす編集部コメント
住まいを構成するひとつひとつに、施主のこだわりが感じられ、心地よく美しい住まいだと思います。使い込まれた風合いの家具や雑貨たちが、見事に調和して温かみのある空間がつくられていますね。ヴィンテージマンションが醸す空気感にぴったりと寄り添っています。