眺望の良さと暮らしやすさが魅力。インナーテラスのある家
エキップ(equip) (設計・施工)


採光と解放感抜群のリビングの窓。外を見れば、みなとみらいまで見渡せます。室内に設けたインナーテラスも眺望を邪魔しないように計画しました。
DATA
間取り図
丘の上にあるマンションの最上階。眺望にこだわって家探しをしていた施主様が見つけたのは、バルコニーからみなとみらいまで見渡せる家でした。とはいえ、その眺望の良さをまったくいかせていない間取り。施主様の希望どおりの住まいにするべくリノベーションがスタートしました。
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
眺望をいかしながら、毎日の「ちょっとうれしい」を大切にした空間設定
LDKは、バルコニーに面した2部屋との仕切りと、日中でも電気を点けなくてはならないほど暗く閉鎖的だったキッチンの壁を取り払い、大きな一つの空間へ変更。お料理が好きだという奥様のために、キッチンは対面式にし、お料理をしながら眺めのよさを楽しめるようになりました。
また、丘の上でさらに最上階ということもあり風が強いため、洗濯物やちょっとしたガーデニングを室内でできるようインナーテラスを設けることに。キッチンからの眺望を邪魔しないデザインでLDKに溶け込ませています。さらに将来家族が増えたときにも対応できるよう、LDKの一角はあらかじめ仕切ることをイメージしてつくられました。
眺望を楽しむことを中心に、たくさんの希望が見事に実現されたデザインとなりました。
マイナスをプラスに。猫にもやさしい工夫が随所に光るリノベーション
家の構造は梁型が大きく目立っていましたが、その存在を逆手に取り、猫の遊び場となるキャットウォークとして活用することに。白い壁天井に取り付けられた木目の板は、リズミカルな雰囲気で空間のアクセントとなりました。LDKにある黒板塗装を施した壁面収納の扉も実は梁の存在を消すための工夫。リノベーションではマイナスと捉えられる構造もプラスへと転換させることに成功しています。
また、壁の一部には飾り棚としても活用できる猫階段を設置。LDKから洗面所まで続くドアには猫ドアを設け、猫用トイレまでの導線もしっかり確保しています。住む人にも猫にも楽しい工夫が詰まった家が出来上がりました。
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ビフォー・アフター
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リノベりす編集部コメント
梁を生かしたデザインが見事な事例です。猫を飼っている方にとってはとても参考になるのではないでしょうか。インナーテラスはリビングのインテリアにもなり、とても素敵です。天気を気にせず洗濯ができるのはストレスフリーになり、一石二鳥ですね。リビングのハンモックに揺られながら、外の景色を楽しむのはとても贅沢な気分になりそうです。