2戸をつなげて、ひとつの家に!リノベで叶える新しい風景
エキップ(equip) (設計・施工)
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
間取りにメリハリをつけ、ゆとりある暮らしに
2つの住戸をつなげ、ひとつの住宅にリノベーション。個室とLDKに細かく分かれている間取りだったことに加え、当然ながら玄関やキッチン、バスルームなど重複していました。
そこで2戸合わせて130平米という広さを生かし、ゆったりとした3LDKに再構築。日当たりのよい西側の住戸を、暮らしの中心となるリビングダイニング+キッズスペースに。東側の住戸には、寝室・子ども室・水まわりを配置しています。それぞれの玄関前の屋外スペースを家の中に取り込み、廊下として活用することで、2つの住戸を自然に接続。正面に壁を立て、玄関ドアや収納を新たに設置し、メーターボックスは取り外し式の木製パネルでカバーしています。
みんなが集まる、明るく開放的なLDK
リビングダイニングの壁いっぱいに、テレビ台・ベンチ・ワークスペースを兼ね備えた収納を造作。家具と収納を一体化することによって、すっきりとのびやかな空間になっています。シンプルで自然な風合いの白い壁をベースとして、収納のある壁のみグレーの仕上げに。床は明るい色調のオーク材を使い、家具や建具もイメージを揃えています。
LDKの中心には、白いカウンターが印象的なアイランドキッチンを配置。子どもの様子が見守りやすく、明るい陽ざしも感じられる理想的な場所です。背面の大容量パントリー、子どもの安全のため取りつけた可動式の扉など、使いやすい工夫も満載。家族の団らんや来客のおもてなしと、さまざまなシーンに対応できる美しいキッチンになりました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:オーク
壁:左官(玄関・LDK)
天井:ラワン(一部)
リノベりす編集部コメント
2住戸をひとつの家にするリノベーションは、一般的なものと違うことも多く、さまざまな工夫がなされていると思います。日照や風通し、コストバランスも加味して部屋を割り振っているので、快適な暮らしができそうですね。