プレシニア期に向けて、友人を招ける住まいに自宅をリノベ。撤去できないダクトは板張りの下がり天井で美しく
エキップ(equip) (設計・施工)
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
リタイア後の暮らしも見据えてLDKを広く明るく
結婚を機にマンションを購入して22年。プレシニア期を目前にして、生活スタイルに変化が生まれつつある施主夫妻。さまざまなタイミングを見はからって、住み慣れた家のリノベーションに踏み切りました。
希望したのは、親しい仲間をたくさん招いて楽しめる住まい。また、将来リタイアしてからは、留学生のホームステイ先に立候補する予定があり、リビングダイニングを広く明るくしたいと考えていたのだそう。もともとは、玄関を入ると長い廊下がまっすぐ伸びて両側に部屋がある田の字型の間取りで、一番奥のLDKの隣は襖で仕切られた和室。そこでLDKと和室をつなげて大きな空間をつくり、キッチンの向きを変えることでスペース全体を広く使いました。
撤去できないダクトが印象的なインテリアに大変身
クローズドタイプのキッチンは壁を取り払い、リビングダイニングとひと続きに。LDKの中心にオープンな作業カウンターを置くことで、家族やゲストが手伝うのもスムーズになり、調理中の会話も弾みます。
その並びには伸長式のダイニングテーブルを並べ、大人数で食事ができるようにしました。
リビングダイニングから廊下に続く板張りの下がり天井は、キッチンの換気ダクトを通すためのもの。撤去できない部分なので、間接照明を組み込みオーク材で仕上げ、大空間のアクセントとしました。
リノベりす編集部コメント
親しい仲間をたくさん呼べる、広く明るい住まいですね。空間も家具もゆったりしてるので、家族やゲストがお互いに気兼ねなく過ごせると思います。最適な時期のリノベーションでプレシニア期も快適に暮らせそうです。