こよなく居心地のよいブルックリンスタイル。築47年のマンションリノベーション
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
DATA
間取り図
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
インダストリアルと木の素材感をミックスする
息子が留学先のニューヨークから帰国するのを機に、マイホームを考え始めたTさん。「資金面での魅力に加え、新築にはない味わいや古い建物のレトロ感が好き」だったことから、中古マンションを購入してリノベーションすると決めていたのだそう。約3か月かけて物件を30件ほど内覧。のちにリノベーションを依頼することになるSHUKEN Re(シュウケンアールイー) の紹介で、築47年のマンションを購入しました。
内装はインダストリアルデザインと木の風合いを融合したブルックリンスタイルに。天井の下地を取り払って高さを確保し、使わない配管を撤去。モルタル塗装で経年を思わせる雰囲気に仕上げました。一方電気配線や換気ダクトなどはウォールナット材で隠し、周りを黒く塗装。ラフな素材を上手に組み合わせ、センスよくまとめました。
景観が楽しめる大空間のリビングダイニング
玄関とリビングを仕切るのは、ブルックリンにあるWythe Hotel(ワイスホテル)をイメージしたパーティション。素材はモザイクガラスとアイアンで、リビングの採光を玄関でも得られつつ、部屋が丸見えにならない絶妙な設えです。
実のところリフォーム済み物件でしたが、自分たちの暮らしに合わせて間取りも内装もほとんどを改修。部屋の線引きを変えることで、LDKも2人の個室もグッと広くなり、使い勝手が高まっています。角部屋ならではの採光を存分に活かしたLDKは26畳。晴れた日には富士山が眺められ、夏の花火やレインボーブリッジなど美しい夜景も見えるのだそう。ダイニングテーブル、ソファ、窓際のカウンターと時間によって居場所を変え、眺望を楽しめます。
プロデュース会社:howzlife(ハウズライフ)の事例情報は、母体会社SHUKEN Re(シュウケンアールイー)へ統合いたしました。
MATERIAL
床:無垢材、タイル(キッチン)
壁:モルタル、珪藻土、タイル(キッチン)
天井:モルタル、ウォールナット、塗装
INSTRUMENTS
キッチン:造作
ユニットバス:既存
トイレ:既存(便器のみ)
リノベりす編集部コメント
素材づかいが光るブルックリンスタイルですね。親子の好みがぴったり一致して、細部にまでこだわりが詰まった美しいインテリアが完成しています。ゆとりのある間取りに加え、妥協しない素材選びをしたゆえの居心地のよさに満ちています。