広いリビングの秘訣は子ども部屋と収納の工夫!16年後のマイホームリノベ
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
新たにつくり上げた開放的なLDK
Dさんがこちらのマンションを手に入れたのは16年前のこと。子どもの成長にともない、それぞれに個室をつくってあげたいと思い始め、住み替えを検討。新築物件も見て回りましたが、広さや住み心地、周辺の環境など気に入っているところも多かったため、住み慣れたこの家をリノベーションすることにしました。
希望したのは、リビングダイニングを大きくとるプラン。いずれ独立する子どもたちの部屋はコンパクトにまとめ、キッチンの壁を取り払ってゆったりとしたLDKに変更しました。ひと続きのLDKは、会話がしやすく柔らかい印象の丸テーブルや、ごろんと寝転べる大型ソファを並べても、ゆとりが感じられる空間に。「完成してみると、図面で見ているときより広くて感激しました」とDさんは微笑みます。
パントリーや洗面台で家事動線を整理
これまでの暮らしで、物が多いと感じていたDさん。そこでリビングダイニングの広さを確保しながら、どのスペースにも、無駄のない収納場所をつくりました。子ども部屋はベッドのサイズに合わせた棚、寝室には吊戸棚を設置。洗面所やトイレの脇は、ちょっとした隙間を有効に活用し収納スペースをプラスしています。
なかでも、キッチンの大容量収納パントリーは、妻のお気に入り。「お母さんのコックピット」と呼ばれており、新たに購入した食器棚をはじめ必要なものがすっきり収まっています。キッチンの動線をスムーズにまとめただけでなく、洗濯の動線も再編成。室内干し用のバーを寝室と洗面所に設け、洗濯物を干したプライベート空間がゲストに見られないよう、パブリックな洗面台を廊下に設置しています。
MATERIAL
床:オーク無垢材
リノベりす編集部コメント
明るい陽ざしに包まれた、広いリビングダイニングが印象的ですね。濃淡のある木色やヘリンボーン、落ち着いた色使いなどが素敵に響き合い、居心地のよいシックなインテリアになっていると思います。