持ち家を暮らしながらリノベ。開き戸を極力排除し、ひとも愛犬も安全に暮らしやすく
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
DATA
間取り図
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
扉の多い不自由な住まいをリノベで改善
子どもの誕生をきっかけに今のマンションを新築で購入したKさん夫妻。広さも立地も満足していたのですが、2年ほど暮らすうちに「住みづらさ」を感じるようになりました。
原因のひとつは、開き戸が多く、扉と扉が干渉する場所もあったこと。家じゅうのドアのレバーが、成長した子どもの顔の高さにあるのも気になってきたのだそう。また愛犬のコーナーに西日が入って暑く感じることもあったので、家族が不在のときにも快適に留守番できるようにしたいという思いもありました。
愛犬たちと暮らしやすい空間をつくる
リビングダイニングは、圧迫感のあった隣室との間仕切り戸を取り払い、ひと続きの大空間に。既存の収納は折れ戸に変更し、開閉時のスペースを最小限にとどめました。寝室と洗面室の入り口には引き戸を設け、さらに玄関をはじめ扉付きだった収納をオープン棚にすることで、安全性をぐっと高めています。
玄関土間に隣接する部屋は、念願の愛犬コーナーに変更。大きな室内窓を使い、エアコン完備の涼しい玄関土間とつなげて、開放感抜群の心地よいスペースをつくりました。キッチン側にも開閉タイプの室内窓を設けているので、愛犬コーナーの気配が家族のいるLDKに自然に伝わります。ビフォー・アフター
MATERIAL
床:既存+フロアタイル(LDK、洋室)、フロアタイル(洗面室、トイレ)
壁:クロス
INSTRUMENTS
キッチン:Panasonic Lクラス(IH、食洗機、ディスポーザーは既存)
カップボード:Panasonic ラクシーナ4
浴室:既存
洗面:造作(ボウル:セラトレーディング、混合水栓:サンワカンパニー、ミラーボックス:LIXIL)
リノベりす編集部コメント
数年過ごして分かった、開き戸の多さによる暮らしにくさが、すっきり改善されていますね。移動したワンちゃんの部屋は明るくて風通しがよいので、気持ちよくお留守番できそうです。オープン収納もしまう物がしっかり考えられていると思いました。