マンションリノベーション事例

「発酵する家」がテーマのマンションリノベ。自然素材で住むほどに味わいが深まる空間に

駿河屋 (設計・施工)

リノベーション事例「「発酵する家」がテーマのマンションリノベ。自然素材で住むほどに味わいが深まる空間に」

緑あふれる公園や川に沿って続く桜並木を見下ろすマンション。立地を活かしながら素材を重視し、家の中でも自然を感じる空間に。

「発酵する家」をテーマに、日当たりも風通しもよいマンションの一室を自然素材でリノベーション。以前の家とは違う空気感のなか、手作り味噌が上々の出来栄えに。機器類などにこだわりつつもあまり造り込まず、家族で育てて行く住まいになっています。

DATA

駿河屋

創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す

中心価格帯
800 ~ 1,200万円

対応エリア
埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県

自然素材をふんだんに使ったリノベーションを希望

川沿いの立地を活かして風を取り込み、素材をとことん追求するリノベーションをしたAさん。
「前に住んでいた家が1階で、日当たりも風通しもよくなく、カビも生える…という住環境でして。これは子育てや暮らしにもよくないなと考えるなかで、新しいすまいを探そうとしました」

出会ったのは、公園や桜並木を一望するマンションの6階。設計・施工は駿河屋に依頼しました。
「元々大学で建築や環境を学んでいたということもあり、今回ご縁があって中古マンションを購入してリノベーションをするとなった時に、せっかく自分たちの住居を構えるのであれば、間取りだけでなく有機的な自然の営みが意識できること大切にしたいと考えていました。そうしたことから、極力自然素材をつかって自分たちのすまいづくりをしたい、というのがリノベーションのきっかけです」と夫。

一方、妻は「私は元々腸内細菌について学んでいて味噌などの発酵食品を手作りしていました。その中で、空間の環境が微生物に与える影響を感じていたので、リノベーションをするなら、自然素材で微生物の悦ぶ空間にしたいと思っていました。そんな中で検索でヒットした駿河屋では『本物の美味しい空気』を創るとホームページにあり、私たちの理想の住まいづくりができるのでは?と思い、ご相談しました。モデルルーム『空まめの木』も伺いましたが、木のぬくもりを感じられる素敵な空間で、娘もすぐに気に入ったみたいで大喜びでした。なんといっても、無垢材や自然素材を使った空間だと、こういう空気になるのか!とモデルルームで体感したことが大きかったですね。ですから、リノベーションですまいづくりを考えた時点から家族そろってほぼ駿河屋一択でした」と振り返ります。

マンションリノベーション、駿河屋、珪藻土、II型キッチン、オープン収納

Aさんがリノベーションをする中で気になっていた、建物を作る過程での塗料や接着剤などのケミカル臭も、自然素材にこだわった駿河屋の現場では極めて弱く、「自然素材を使うとこうも違うものなのかと驚きました」と夫。

これからも「発酵」が続いていく住まいに

住まいづくりのテーマは「発酵する家」。
「発酵というとパンや味噌やチーズが有名ですが、微生物が物質を分解することで、でんぷん質は糖化し、タンパク質はアミノ酸に変化することで『旨み成分』が増えて美味しくなることを指します。分解の中でもアンモニア臭を出して腐ってしまうことを腐敗と言いますけれど、発酵は腐敗せずに人間にとって有益な微生物が働いて有害な菌が動けない環境をつくっていくんですね。我が家も有機的な発酵をし続ける家でありたいな、という思いで『発酵する家』を目指しました」

床は静岡天竜産の新月伐採・天然乾燥の杉材、壁は稚内産の珪藻土、天井は布クロスを採用。さらに「麻炭サークル」を床に仕込み、キッチンの壁は珪藻土に麻炭を混ぜたもので仕上げました。
「帰宅して玄関を開けた時の杉の香りには癒されますよね。家に帰ってきたなあ、って心から安心しますし、落ち着き度合いがまったく違います。空気感が違うというか…。帰宅のたびに贅沢な気持ちを味わっています」

マンションリノベーション、駿河屋、キッチン収納、麻炭、家電置き場

味わい深い藍色が目を引く、キッチンの塗り壁。珪藻土に麻炭を混ぜることで、唯一無二の色合いに。

マンションリノベーション、駿河屋、キッチンカウンター、ヒメコマツ、無垢材

キッチンのカウンターは、ヒメコマツの無垢材。お気に入りの雑貨がさりげなく並び、楽し気な雰囲気です。

そのほかの画像を見る

マンションリノベーション、駿河屋、杉材、無垢材、珪藻土

明るい自然光が家じゅうを包み込み、爽快な風が通り抜けます。自然素材によってさらに気持ちのよい空気に。

マンションリノベーション、駿河屋、玄関ホール、化粧柱、飾り棚

玄関ドアを開けると、床に使われた静岡県産の新月伐採・天然乾燥の杉材の香りが漂います。

マンションリノベーション、駿河屋、珪藻土、杉無垢材、櫛引

職人の手仕事が感じられる珪藻土の塗り壁と化粧柱が印象的な玄関ホール。

マンションリノベーション、駿河屋、アクセントウォール、珪藻土、刷毛目

「玄関からリビングにかけては、職人さんに3パターンの塗り方で仕上げてもらったこだわりの空間なんです」

マンションリノベーション、駿河屋、麻炭、DIY、床下地

床下には、麻炭を使って大きな円を自分たちで描きました。

マンションリノベーション、駿河屋、手形、思い出、珪藻土

「ゆくゆくはこの家で子供たちを集めて味噌づくりをしたり、麹づくりの教室をしたり…というのが将来の夢です」

リノベりす編集部コメント

「発酵する家」というテーマが個性的ですね。日当たりや風通しに恵まれていることに加え、経年変化する自然素材がつくる空間にすることで、住まいも家族も常に変化を楽しめそうです。

MATERIAL

床:静岡天竜産の新月伐採・天然乾燥の杉材
壁:稚内産の珪藻土
天井:布クロス

この事例のリノベーション会社情報をみる

駿河屋

創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す

中心価格帯

800 ~ 1,200万円

対応エリア

埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県

この会社のほかのリノベーション事例

もっと見る

関連するリノベーション事例

もっと見る