パターンを組み合わせた木の床に、ストーリーを感じる実家リノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
スペースに連続性をもたせて同じ時間を共有
思い出の詰まった妻の実家に、住みかえを検討し始めたKさん夫妻。好みのリノベ事例をネットで探して数社に相談しましたが、どの会社も玄関側にある寝室のエアコン設置は難しいという返事でした。ようやくインテリックス空間設計で、先行配管にすることで可能と快諾してもらい、依頼することになったのだそう。
希望したのは、以前の住まいで気に入っていた「夫婦が同じ空間で過ごせる広いリビングダイニング」。そこで壁を取り払ってオープンな間取りに変更し、大きな空間のなかに、ひと続きのリビングダイニング、ワークスペース、セミオープンのキッチンを配置。それぞれ別のことをしていて過ごしていても、お互いを感じられるようにしました。
床のデザインも壁のカラーも自分たちらしく
三方向の窓から陽ざしが降り注ぐ部屋に広がるのは、3つのパターンを組み合わせたフローリング。斜め、ヘリンボーン、市松模様と、個性的で楽し気な雰囲気になっています。斜めのフローリングは、もともと両親が選んで張ったもので、自慢の仕上がりだったそう。今回のリノベーションですべて張り替えずに残せることが分かり、雑誌で見つけた写真を参考に、思い切ったデザインを取り入れました。
ベースカラーは床のブラウンと壁・天井のホワイト。小物や雑貨などにはブラックを用いてメリハリをつけています。さらにキッチンの間仕切り壁には、清涼感のあるブルーを選択。大胆なカラーコーディネートで、部屋の印象がぐっと深まっています。
リノベりす編集部コメント
パターンを切り替えたフローリングが、面白い空間を生み出していますね。リノベーションしたことで、30年前の床材の魅力が増しているような気がします。アクセントウォールの青との対比が美しい住まいです。