環境が変わらないから安心。同じ団地内での住み替えリノベーション
SHUKEN Re(シュウケンアールイー) (設計・施工)
家全体の面積は66平米から78平米に。キッチン、玄関土間が格段に広くなり住み心地がアップして「本当に住みやすくなりました」と妻。
DATA
間取り図
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
使い勝手のよい、オープンな対面キッチン
共働きで7歳、4歳、1歳の姉弟を育てるSさん夫妻。3人目の妊娠をきっかけに、今より広い家への住み替えを検討することに。上の2人を転校、転園させたくないことなどから、同じ団地内で物件を探し、5人家族にフィットする住まいにフルリノベーションしました。
以前は人がすれ違うのもやっとだったキッチンは、作業カウンターと収納が充実した広いスペースに様変わり。リビングダイニングから手元が見えないよう腰壁をL字に立ち上げたり、掃除のしやすいIHを選んだりして、家事ストレスが少なくなる工夫も盛り込みました。キッチンと並列するダイニングには造作のデスクを設置。子どもたちの勉強はもちろん電子機器の充電やロボット掃除機の置き場にもなっています。
キッチン上部には吊り戸を設けず、背面に天井いっぱいの収納棚を配置。レンジフードは掃除不要のものを選んでいます。
子どもも大人も楽しい！フレキシブルな住まい
もとの家では1部屋を占拠していたキャンプ用品。玄関土間を広くとり、靴のまま片づけられる専用の棚をつくりました。窓のある土間は風通しがよいため天井からパイプを吊り下げて、リビング、洗面所に続く3つ目の室内干しスペースとしても活用しています。
3人の子ども部屋は、個室を就寝と1人になりたい時の居場所と割り切ってコンパクトに。そのうち2部屋は2段ベッドを壁のように使って機能的に振り分け、ダイニングのデスクを３人の学習コーナーとしました。現在は親子一緒に寝ていますが、子どもが成長したらそれぞれに個室を与え、リビングの一角を夫妻の寝室にする予定。将来を見据えたフレキシブルプランの住まいです。
広いリビングの一角を引き戸で仕切れる仕様に。現在は子どもたちの遊び場で、ハンモックが取り付けられるよう天井を補強しました。
そのほかの画像を見る
親の目が届きやすく安心感のあるデスクコーナー。夫の在宅勤務のときにも役立ちました。
LDKの出入口などには引き戸を採用。開けたままにできるので風通しのよさを存分に味わえます。
もとは段差が多かった部屋は床を一新してフラットに。掃除もしやすくなりました。
リビング横の部屋は現在はキッズスペース。お昼寝中は扉を閉めています。
キッチンは背面収納も同じシリーズで揃えて統一感のある空間に。
仕切りに使った2段ベッドと収納のみのシンプルな子ども部屋。
洋室の一部を取り込み、採光・通風がぐんとアップした玄関土間。
洗面ボウルは靴を洗うことも考慮して、TOTOの実験用シンクに。
5人分の下着やパジャマが収まる、大容量の洗面室収納。
グリーンのアクセントクロスが印象的なトイレ空間。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：フローリング（朝日ウッドテック・オーク/LD、個室）、フロアタイル（水まわり、玄関）
壁：クロス、タイル（キッチン、洗面所）
INSTRUMENTS
キッチン：クリナップ（ラクエラ）
浴室：TOTO（WGシリーズ）
洗面：TOTO（実験用シンクSK106）
トイレ：TOTO（ピュアレスト）
この事例のリノベーション会社情報をみる
SHUKEN Re(シュウケンアールイー)
中心価格帯
対応エリア
リノベりす編集部コメント
キッチンの外側も内側も綺麗に保てる工夫がありますね。さらにキャンプ用品が玄関土間にうまく収まり、家じゅうがすっきりしています。3人分の子ども部屋も整い、これからの成長が楽しみになる住まいですね。